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【Canon】EOS R50と軽やかに

3月上旬、寒暖差が激しい日が続く中、風はあるものの寒さは少し和らいだ日、

少しお洒落をして日頃のご褒美として贅沢ランチに出かけました。

お供に【Canon EOS R50ダブルズームキット】を持って行きます。

標準ズームと望遠ズームレンズのキットですが、ボディレンズ共にコンパクトなため小さめなカバンにも収まります。

 

【Canon EOS R50 x Canon RF-S18-45 IS STM】

いちごを思いきり堪能したくて選んだお店ですが、店内の装飾がおしゃれで大正解でした。

 

【Canon EOS R50 x Canon RF-S18-45 IS STM/ 18mm F4.5 1/18秒 ISO250 ±0】

ここではEOS R50の【クリエイティブブラケット】を試してみました。

【クリエイティブブラケット】は「カメラが自動的に複数の写真を撮って提案してくれる機能」です。

シャッターを切ると明るさや色合いを変えた写真をカメラが自動で記録してくれます。

こちらはクリエイティブブラケットの提案一枚目、曇天で窓からの日差しが弱く、店内の照明も落ち着いている事から、露出暗めに見えますが肉眼で見た印象に近いです。

【Canon EOS R50 x Canon RF-S18-45 IS STM/ 18mm F4.5 1/18秒 ISO250 +1】

別パターンとして提案されたのがこちら、一枚目に比べてポップな印象です。

この様に好みが分かれそうな両極端な処理をカメラが提案してくれる事で、撮影が新鮮でした。

 

【Canon EOS R50 x Canon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM】

心もお腹も幸せに満ち、少し天気も良くなっていたため周辺を散策することにしました。

ムクドリがちょこちょこと歩いているかわいい姿を離れた場所から、邪魔することなく撮影出来ました。

望遠ズームレンズ「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」に付け替えても、ボディと併せて約650gとかなり軽量で身軽です。

AFスピードも素早く正確で、小さな鳥に直感的にシャッターを切ってもしっかりとピントを合わせてくれます。

 

【Canon EOS R50 x Canon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM】

【Canon EOS R50 x Canon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM】

チューリップやビオラ、シクラメン等カラフルな花壇を【クリエイティブアシスト】機能の、【VIVID】を選択し撮影しました。

難しい設定はなく、モニター上のタッチ操作で簡単に好みの写真が撮影できます。

 

【Canon EOS R50 x Canon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM】

水辺から上がり日向ぼっこをしているカワウを少し離れた位置から撮影しました。

 

完全にカメラ任せのオートでいろいろ撮影をしましたが、家に帰りPCで画像の確認をしたら、

カワウの瞳の中に映るビル群までしっかりと確認ができるほど、高画質な写真が撮れていることに驚きました。

 

とても小型で軽量で、望遠ズームを付けて持ち歩いていても、

上に向けて撮影をしても重さを感じることは全くないので、これからの桜の季節にも大活躍してくれそうです。

 

 

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月23日 16時23分 ]

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【SONY】クリエイティブルック ムービー Vol.4『SE』

このブログでは、SONYのカメラに搭載されている「クリエイティブルック」の動画作例を、連載形式でご紹介させていただきます。

「クリエイティブルック」とは、SONYのカメラ機種に搭載されている10種類のプリセットです。
「ピクチャープロファイル」とは違い、専門的な知識は必要ありません。
直感的に自分だけの絵づくりが可能で、柔らかい雰囲気や、フィルムライクな色表現、現像なしで気軽に楽しめる機能となっております。

クリエイティブルックをユーザー自身で細かくカスタムすることもでき、自分だけの色表現を簡単に再現できるのも魅力の一つです。
カスタムルックとして保存をすれば、いつでも呼び出してその色を楽しめます。
このご紹介ブログでは、ご覧いただいているお客様に分かりやすいように、全てプリセット通りの作例でご紹介させていただきます。

第4弾は「SE」

今回のこの動画を撮影するにあたり、使用した機材は
SONY α7CⅡとSONY FE PZ 16-35mm F4 Gです。
2023年の10月に発売されたα7CⅡは前モデルのα7Cから、パワーアップした機種です。
瞳AFやAFの追従性能の向上、よりしっかりとしたグリップ感、ファインダーがより見やすくなったなどパワーアップした箇所は多くありますが、動画性能でも機能が向上しました。

α7Cでは対応していなかった4K60P、対応しているもののクロップでの記録となっていた4K30Pもα7CⅡではどちらもクロップせずに撮影が可能となりました。
そのため、α7Cのコンパクトさをそのままに動画も楽しみたい方に人気のカメラとなっています。

使用レンズのFE PZ 16-35mm F4 Gも動画撮影される方にオススメしたいレンズです。
広角域を広くカバーした画角のため、広大な景色を撮影されたい方や自身も撮影するVlogなどで広く使用される方が多いです。
パワーズームのため、ズームイン・ズームアウトも簡単にでき初めて動画に挑戦したい方に一度使って頂きたいレンズです。
そして353gという500mlの飲料水よりも軽く小さいという利便性の高さも人気の理由の一つです。

こちらのα7CⅡとFE PZ 16-35mm F4 Gの組み合わせは、利便性と撮影性能の高さのどちらも両立している「SONYらしい」組み合わせと言えます。

ここからは、動画の切り抜きとともに紹介していきたいと思います。
今回使用したクリエイティブルックのセピア。
SONYのカメラで撮影する際に、クリエイティブルックを使用し気軽に写真表現を普段と変えて楽しむことは多くありましたが、
セピアを使ってみたのはこれが初めてでした。
モノクロとも違うレトロな写りになりますが、どんな写りを楽しめるのかワクワクします。
そもそもなぜ、セピア色の写真=レトロなのでしょうか。
調べてみると、撮影した時からセピア色の写真が出来ているわけではなく、モノクロ写真に使用されていた劣化防止剤の経年劣化により、モノクロがセピア色へと変色しているそうです。
そのため、セピア色の写真は昔の人が撮影した写真を現代の人が見つけて、懐かしい気持ちになるものだと言えそうです。
ノスタルジーを刺激した写真を撮影したい際などに効果的に使用するとより表現の幅は広がりそうです。

セピアということで、この動画のテーマを「昔の人も今の人も変わらず見ていた、と思うもの」に決め撮影を開始しました。
それは、例えば花や木、鳩などの自然を生きるものでした。
こちらの木は、なぜかキリンのような水玉模様が表面に出ていて面白いなと思いました。
上下に水玉模様にフォーカスしていきましたが、私がカメラを動かすタイミングに合わせてカメラもフォーカスポイントを正確に追従していきます。
普段から動画を撮影することは少ないため、このAFの正確さ・追従性能の高さには助けられました。
写真でも動画でも、撮影に置いて慣れていない動作が少しでもある場合は、その動作を助けてくれるような性能がより高い機材を選んでいくことも、機材を選ぶうえで重要なポイントになると思います。

今回は、このカメラとレンズをDJI RS 3に載せています。
ジンバルは、使用するカメラとレンズの重さによって積載量をクリアした機種を選ぶ必要があります。
載せられる重さが重くなればなるほどジンバル自身の重さも重くなるため、可能であれば一度手に取って重さを確認することがオススメです。
こちらのDJI RS 3は積載量が3㎏、重量は1.3㎏です。
とても軽い、とは言えませんが手持ちの動画撮影では悩まされる手ブレをほぼ抑えることが出来ることを考えると、よりスムーズに流れる動画を撮影するためには必須アクセサリーです。

こちらの画像は鳩を見つけた時に、鳩が普段から見ている視界で撮影をしてみようと思い、地面にカメラを近付けて動画を撮りました。
このような動作をする時もジンバルを持つ手を下に向けただけでカメラの水平を維持したまま、無理な姿勢をとることなく撮影出来ました。
ジンバルを使用する前では、重さもありジンバルを使用する事に最初は消極的でしたが一度使用してしまえば、動画撮影の際には必ず使用したいと思うほどでした。

春らしい、桜のようなピンクの花が咲いていました。
セピアのためその色を動画で写すことは出来ません。
しかし、昔の人がモノクロで写真を撮る時、またその写真を後日現代の私達がみつけた時、色や描写を想像しながら写真を見ることは豊かな時間だったのではないでしょうか。
それは、色鮮やかな花びらをこの動画を見る人は花の色をどんな風に想うのだろうと考えながら撮影した時は、のびのびとゆっくりとした時間だったことから春の日差しを浴びながら考えたことでした。

クリエイティブルックの魅力は、カラーグレーディングでしか出せないような特別な色味を楽しみたい方、自分の好みの色を見つけている最中の方や、普段とは違う雰囲気の映像や作品を作ってみたい方々に、気軽に試していただけるところだと思います。

皆様も是非、SONYのクリエイティブルックをお楽しみください。

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月23日 11時30分 ]

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【Canon】気軽に撮れるフルサイズ

徐々に気温が高くなり、過ごしやすい日が増えてきたのでCanon EOS RPとRF35mm F1.8 マクロ IS STMを持ってキャンプに行ってきました。冬は暖房器具がないため控えていたキャンプですが、久しぶりに行くことができる!とワクワクしながらキャンプ地へと向かいます。

設営が終わりチェアに座って早速乾杯!F1.8なので被写体にピントが合って、後ろはすっきりボケていい感じです。

今回持ってきた機材ですが、キャンプなのであまり荷物は増やしたくない…という思いがあり、EOS RPを選びました。EOS RPのボディ単体の重さは約485g。フルサイズでしっかり綺麗な写真を撮れるのにコンパクトに収まるところに魅力を感じて、今回持ってきてみました。

しばしのんびりした後は、カメラを持ってキャンプ場内の散策タイム。散策してみると意外と広く、敷地内にはなんと小さな滝までありました。こんな被写体に出会えるとは思っていなかったので、写真を撮るテンションも上がります。

今回持ち出したRF35mm F1.8 マクロはハーフマクロの撮影もできるので、お花にグッと寄って撮ってみました。お花の中央にピントが合って、前ボケや後ボケはなめらかにボケていて綺麗な描写です。

日が傾いていい時間になってきました。少しずつ日が伸びて、日没の時間が遅くなっていることで季節の移り変わりを感じます。空がほんのりピンクに染まっている、絶妙なこの色合いをしっかりと写し取ってくれます。

待ちに待った焚火の時間。何度かシャッターを切っていると、ちょうど爆ぜる瞬間を撮れました。

今回初めてEOS RPを使ってみましたが、第一印象の”コンパクト”は実際に使用してみても変わることはありませんでした。コンパクトなボディでありながらよく写り、しっかりと握りやすいグリップがあり、価格帯もフルサイズ機としては控えめなので、初めてのフルサイズ機にぴったりだと思いました。

また、コンパクトなボディは女性(筆者)でも扱いやすかったです。女性がカメラを持ち出す時に、せっかくおしゃれな格好をしても、カメラが大きすぎてカメラバッグが巨大化してしまう問題があるあるだと思います…。でも、コンパクトなサイズのカメラならバッグの選択肢も広がりますし、長時間持ち運んでも疲れないので、おすすめの1台です。

 

↓今回使用した機材はこちら↓

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月23日 11時04分 ]

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【OLYMPUS】菜の花ポートレート~OM-D E-M1 Mark III ~

【OLYMPUS】菜の花ポートレート~OM-D E-M1 Mark III ~

春目前。この頃は暖かい風や日差しを感じることが多くなってきたように思います。そう感じるのは人間だけではないようで、動物や植物達の動きも活発になってきています。今回は菜の花をお目当てに、ポートレートに挑戦しました。

この日は少し残念な曇り空。お天気には恵まれなかったものの、気心の知れた友人との撮影は、楽しいこと間違いなしで終始笑顔が絶えることはありませんでした。この場をお借りして感謝申し上げます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

使用した機材は、「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III」。
2020年の2月に発売された本機は、高画質且つ機動性に優れたプロフェッショナルモデルとして登場しました。
組み合わせたレンズは以下3本。

M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

F1.2大口径単焦点シリーズです。“ボケを極める”その名の通り、美しくにじむボケと高い解像力が両立された素晴らしいレンズ達と被写体を印象的に切りとっていきます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

少し心配だった菜の花の咲き具合。思わずわぁっと声に出して喜んでしまうほど、満開をむかえていました。
本カメラは、有効画素数約2037万画素の4/3型Live MOS センサーと画像処理エンジン「TruePic IX」を搭載しています。この2つの要素が組み合わさることで、M.ZUIKOレンズの高い光学性能を引き出し、素早く高画質な撮影が実現されました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

レンズを変えてみました。「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」は35mm判換算で90mmの大口径中望遠レンズです。ポートレートに最適な焦点距離に加え、最短撮影距離50cm、最大撮影倍率0.1倍(35mm判換算0.2倍)と近接撮影にも優れた贅沢な仕様になっています。自動的に人物の顔・瞳を検出してピント合わせを行う顔優先/瞳優先AFは、被写体が近くても遠くても素早く検出・追尾してくれました。髪の毛一本一本までしっかりと描写しつつ、まろやかなボケがとても気にいっています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

ガサガサっと音がして目をやると、食事中のヒヨドリがすぐそこに。慌てて静かにフォーカスモードを追尾AFに、単写から連写Hに切り替えます。飛び立つ瞬間はとらえられませんでしたが、ポートレートが目的だった単焦点レンズでここまでしっかりと野鳥を撮影でき、大興奮の一瞬でした。急な出来事にベストではない体勢でシャッターをきりましたが、小型軽量なシステムと高い手ぶれ補正能力のおかげでヒヨドリの食事を邪魔することなくやり過ごせたと思っています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO

準広角域である「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」。広角レンズで心配される周辺部の歪みは全く感じられませんでした。秘密は搭載されたED-DSAレンズにあります。ED(特殊低分散)レンズとDSA(レンズ中央部と周辺部の厚さの比が極めて大きい大偏肉両面非球面)レンズの両方の特性を持ち合わせたレンズです。この特殊なレンズのおかげで更なる軽量化、コマ収差や歪曲収差・画面周辺での色にじみを効果的に補正しています。ポートレートに限らず、風景やスナップ撮影にも使いたいレンズです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

F1.2大口径単焦点シリーズの初代、大口径標準レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」。個人的な画角の好みになってしまいますが、シリーズの中で一番好きなレンズです。カメラもレンズも手にすっぽりと馴染んで、時間を忘れて没頭してしまいました。OLYMPUSは複数本のレンズを持ち歩くことも、レンズの着脱も全てがコンパクト。手にしたら最後、極められたボケとミニマムなカメラライフの虜になってしまいます。

今が狙い目な「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III」。充実した性能のプロ機でありながら、お財布にも優しいカメラではないでしょうか。F1.2大口径単焦点シリーズでは、4月10日までキャッシュバックキャンペーンが開催されています。この機会に是非ご検討ください。

▽キャッシュバックキャンペーンの詳細はこちらから▽

 







[ Category:etc. OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月22日 18時18分 ]

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【保存版】結局どれを買えばいいの?EOS Rシリーズ12機種の魅力を動画でご紹介。

【保存版】結局どれを買えばいいの?EOS Rシリーズ12機種の魅力を動画でご紹介。

Canon EOS Rシリーズといえば、小型・軽量、動画特化、最上位機種と様々な特徴をもつ機種が多くラインナップされています。
これだけ種類が多いと
「結局、自分にはどのカメラが一番あっているのだろう?」
そのように迷ってしまう方も多いかと思います。

そこで今回は、マップカメラYouTubeスタッフ総勢5名が
それぞれのおすすめカメラを、短く・簡潔に・分かりやすくプレゼンしております。
自分にあった1台を探すお手伝いとなれば幸いです、ぜひ動画をご覧ください。

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
01:07 1人目の提案(EOS R・EOS R7)
04:55 2人目の提案(EOS R5・EOS R5 C)
10:12 3人目の提案(EOS R50・EOS R10・EOS R8)
14:18 4人目の提案(EOS RP・EOS R6)
16:40 5人目の提案(EOS R3・EOS R6MarkⅡ・EOS R100)
20:36 エンディング

 スタッフ1人目の提案


1人目のスタッフは初めて買ったミラーレスカメラであるEOS Rの紹介からスタートしました。
初めてのカメラに組み合わせたレンズがなんと純正ではなくサードパーティーという面白いチョイスに加え
APS-C機で唯一、3000万画素を超える画素数を有するEOS R7と超望遠単焦点の組み合わせでの飛行機撮影をご提案しております。

 スタッフ2人目の提案


2人目のスタッフは動画撮影の観点からEOS R5とEOS R5 Cの違いについて語ります。
高精細な8K収録ができるEOS R5ですが、長時間撮影に対する弱点があり
その弱点を克服するために導入したのがEOS R5 Cです。
しかし、EOS R5にはあって、EOS R5 Cにはない機能もわかりました。いったいどの機能なのか、気になる詳細はぜひ動画をご覧ください。

 スタッフ3人目の提案


3人目のスタッフはなんと3機種のご紹介。
価格やスペックが似ていて、迷いがちなEOS R50とEOS R10。
2点の注目ポイントについて解説しており、違いが非常にわかりやすくなっております。

さらに、EOS Rシリーズフルサイズ機の中で最軽量のEOS R8の推しポイントもご紹介。
前2機種とはどのように違ってくるのでしょうか、こちらの詳細もぜひ動画をご覧ください。

【各種レンズキットもございます】

 スタッフ4人目の提案


4人目のスタッフは小型・軽量でスナップ撮影にぴったりの2機種をご紹介しております。
アウトドアシーンで扱いやすいEOS RPの特徴や、セットで使いたい35mmレンズの使用感を語りました。
手ブレ補正機能が搭載されて、オールドレンズとの相性がぴったり、なおかつお手頃価格になってきたEOS R6についてもご紹介しております。

 スタッフ5人目の提案


5人目のスタッフは最新高性能機に加えて+αのエッセンスとなる機種をご紹介。
2024年3月現在、最上位機種として君臨するEOS R3の素晴らしい性能や
第2世代であるEOS R6 MarkIIの改良点を熱く語るスタッフでしたが
なんと一番のおすすめ機種はEOS R100でした。
コンパクトなボディにぎゅっと性能を詰め込んだEOS R100。
「ラフに使いたい時がある」そんなリクエストに応えてくれる1台についても熱く語っております。
是非、その様子を動画でご覧ください。

この動画をご覧いただければ、あなたのベストEOSが見つかるはずです。
各スタッフそれぞれがユニークかつ熱のこもったレビューをしてくれました。
動画内ではここでご紹介しきれなかった各ボディの特徴や、より詳細な魅力に触れるトークをしておりますので是非ご覧いただけますと幸いです。
今回ご紹介した商品が「気になった!欲しい!」という方は、高評価・チャンネル登録もよろしくお願い致します!

[ Category:Canon YouTube | 掲載日時:24年03月22日 18時15分 ]

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【SONY】α7SIII と FE 24-105mm F4 G OSS で山へ

【SONY】α7SIII と FE 24-105mm F4 G OSS で山へ

少し前に山へ行きました。
持参した機材はSONYの「α7SIII」と「FE 24-105mm F4 G OSS」。
「α7SIII」は写真はもちろん映像にも強い、撮影者のクリエイティビティを掻き立てるフルサイズミラーレスカメラで、最高感度はISO409600と大変優れています。
そして「FE 24-105mm F4 G OSS」はズーム全域での高い描写性能と高速・高精度なAF性能に高い機動力も併せ持つ、小型で高性能な標準ズームレンズです。

山へ向かうために住宅街を歩いていると、びっくりするような大きさの車両進入禁止マークがありました。
せっかくなのでそれを強調した奥行を感じる写真を撮ってから、まずはローカル線の駅へ。

突如視界が開けて、線路が現れました。
左右にある木は背が高く、線路とその向こうの景色へと自然に視線が誘導されます。
今回の機材がこのどんよりとした重い雲をうまく表してくれています。

ローカル線の駅にある、かつて使われていたのであろう窓口。
切符やお金のやり取りをする開口部に、松ぼっくりが並んでいました。
少し離れたところから望遠端で誇張なく撮ります。
105mmという中望遠域までカバーしてくれるので、先ほどの住宅街の写真と比べても全く雰囲気が異なるのを感じていただけるかと思います。

ロープウェイで一気に山を登ります。
青空も少し見えるのになんだかすっきりしない感じを、まさに見たままを撮ることができました。
再現力が高いです。

今回山に登った目的のひとつが、こちらのロウバイ。
ロウバイは漢字では蝋梅と書くのですが、その理由はまるで蝋細工のようだからだとか。
確かに質感が似ています。
こちらの写真は絞り開放で撮りました。
レンズによっては奥のボケ味が、ラインが二重に出るなどゴチャゴチャすることもありますが、本レンズで撮ればなだらかで美しいです。
開放F値がF4ということでボケが物足りないのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このくらいの量は得ることができるのでご安心ください。

太陽を遮っていた雲がなくなったのか、麓の町に光が差し込んでいます。
都会でタワーに上るのとは違い、山の大きさがわかる場所から光の当たる場所と当たらない場所を見ていると、なんだか人間の無力さを感じてしまいます。
等倍で見てみると向こうの山にある光が当たっている木々が精細に写されています。
約1210万画素のセンサーで細部までよく写っていることに感心します。

ロウバイがたくさんある場所を見つけました。
枝をシルエットにして、ちょうど沈まんとする太陽に添えて撮りました。
光芒が出るようにしっかり絞っています。
迫力がある雲の立体感もよく表現されていると思います。

何の木なのかわかるよう、今度はもう少しロウバイであることを感じられるよう、枝に寄って撮った一枚。
「ロウバイ x 夕陽」というテーマでいくつも撮りようがあるので楽しめます。
ただし夕陽は待ってくれませんが。
ロウバイの写真はいずれもISO80で撮影しています。
高感度だけでなく低感度も使えるのが実はとても便利で、強い光があるときや背景をぼかしたいときなど、常用ISO80の恩恵に預かる機会は多いでしょう。

ロープウェイの最終便で山から下ります。
この便を逃すと、暗い山道を徒歩で下山しなければならないと聞いたのです。
ロープウェイという決して広くはない場所も、広角域までカバーする本レンズのおかげで雰囲気のわかる写真が撮れました。

日が暮れたローカル駅のホームに並ぶ柱。
いかにも風情がある駅舎で、塗装が剥げた柱にもうっとりとします。

「1番線」と書かれた案内板が下がっています。
とても落ち着いておりよい雰囲気です。
右側は源光があるのではなく、蛍光灯の光が届く範囲が限定されるため暗くなっています。
駅の写真はどちらもISO12800で撮りました。
本機は階調表現に優れてノイズを極限まで抑制してくれるので、このように感度を上げてもザラザラしたり実際と異なる色に転んだりすることはないのです。

向こう側にもホームがあり、電車の本数が少ないことからゆったりとした時が流れています。
光が比較的少ない状況ですが、よく見ると屋根と空がきちんと分離されています。
さすが最高感度ISO409600を誇る優れた高感度性能の「α7SIII」の描写力といったところです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
「α7SIII」と「FE 24-105mm F4 G OSS」の組み合わせを一日堪能できました。
ちょっとした旅行にもピッタリな組み合わせだと思いました。
ボディは軽量・コンパクトで携行しやすく、夜のスナップにも使えるくらい高感度撮影を得意としています。
レンズの方は、広角から中望遠域までカバーし、開放F値4と通常の使用には十分な明るさがあります。
どちらも高画質と使いやすさを両立し満足のいく写真を残せるので、おすすめの機材です。

[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月22日 17時09分 ]

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【FUJIFILM】X-Pro2と白黒でちょっとそこまで

【FUJIFILM】X-Pro2と白黒でちょっとそこまで

とある休日の午後、近所の里山を散歩してきました。

この日のお供はFUJIFILM X-Pro2とXF35mm F2 R WR。
普段と違った撮影をしてみたく、フィルムシミュレーションをアクロスに設定しています。

雑木林の中に入っていくと鳥のさえずりが響き、木々の間に午後の光が差し込んで来ています。
土の道を感じながら尾根に出来た道を進んでいきます。

足元を見るとタンポポが花を咲かせていました。ファインダーを電子式に切り替えて撮影します。
X-pro2は、ハイブリットファインダーなので通常の撮影は光学ファインダーを、ピントをしっかり見たいときや近づいて撮影するときは電子式にと、
シチュエーションに合わせて切り替えることが出来るのも魅力です。

分けれ道の看板が立っていました。どちらに向かおうか考えながらシャッターを切ります。
XF35mm F2 R WRは絞り込んで撮影するとモノクロらしいシャープな描写を見せてくれます。

林の中に大きな鉄塔が立っていました。空を見上げてると大きさや金属の質感を感じることが出来ます。
光学ファインダーを使って、仕上がりを想像しながら空を切り取ってみます。

尾根道から谷間に降りてくると小さな水の流れがありました。水面には谷の木々がぼんやりと反射し小さな水音を立てています。
X-pro2は水面の雰囲気や水辺に生えている植物や土の質感を捉えてくれました。

谷間に光がさしてシダにあたっていました。降り注ぐ光が地面に根を張るシダの力強さを一層感じさせます。

明るい場所へ出てきました。道は続いていますが今日はここまで。

X-pro2は描写力はもちろんのことクラシカルな外観や切り替え式ファインダーなどが、コンパクトなボディに集約されているところが魅力です。
いつでも持ち歩きたくなるカメラとちょっとそこまで、春を探しに出かけてみませんか。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月21日 17時00分 ]

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【FUJIFILM】X-T5とフジノン XF16mm F2.8 R WRで銀座ポートレートスナップ

少しずつ春の訪れを感じるようになってきた3月上旬、「FUJIFILM (フジフイルム) X-T5 ボディ ブラック」に「フジノン XF16mm F2.8 R WR ブラック」を装着し、銀座の通りから東京駅周辺までを歩きながら撮影をしました。

XF16mm F2.8 R WRは小さなレンズで取り回しもし易く、 X-T5とのマッチングも良好。メーカーが公開する4020万画素センサー推奨 Xマウントレンズのリストにも掲載される一本なので、高画素機にも耐えうる写りとなっています。

歩行者天国の入り口での1枚。広角寄りのレンズであるので被写体と空の両方を写しこむことが出来ます。敢えてメインの被写体からピントを外し、懐かしのフィルムカメラのような演出をすべくフィルムシミュレーションモードはクラシッククロームを選択。彩度が抑えられるため、ここでの人物と風景の組み合わせに適していると感じました。

通りに立っていた標識と人物を入れ込んでの1枚。ここではETERNA(エテルナ)を選択。映画用フィルムをベースとしているので動画の一部を切り出したかのような、色合いを表現できています。

建物の入り口が鏡張りとなっている場所を発見。そこにいる人物と鏡の中の人物を両方写しこんでで対比を表現しました。
ACROS(アクロス)を選択し対比を強調する為にモノクロで色情報を取り除きました。

東京駅での一枚。パッとカメラを構えましたが少し距離が足りませんでした。そこで私自身がAELボタンに割り当てをしているデジタルテレコンを使用しクロップ撮影。焦点距離を延ばして撮影しました。X-T5は約4000万画素なので2倍クロップでも十分な解像感を得ることができました。

上記写真をクロップしたもの。特徴的なレンガの壁であり直線が交わっていますが、クロップをしてもぼやけることはなく当レンズは歪みを感じる事もなくシャープな写りをしています。

建物の壁面を背景に撮影をしました。16mm(35mm判換算:24mm相当)なので大きく建物の壁面と人物を両方入れ込むことが出来ました。ここではビビッドなカラーが印象的なVelvia(ベルビア)を選択。

先程の場所の真後ろに向きを変えての撮影。広い通りから大空へと続く景色と共に人物を入れ込み撮影。人物、青空、緑の表現に長けているASTIA(アスティア)を選択しました。
中望遠レンズが使用されることの多いポートレート撮影ですが、今回は16mm(35mm判換算:24mm相当)で挑戦をしてみました。広角寄りですので離れた所から背景のボケ量は減ってしまいますが最短撮影距離が17cmと短いので被写体に寄ることで大きなボケを作り出すことが出来ます。

また先述したように約4000万画素を誇るX-T5、1.4倍クロップをしても約2000万画素を残しつつ35mm判換算で約34mm相当、2倍クロップでも引き延ばしたりしなければ画質面でも不満の少ない1000万画素を残して35mm判換算で約48mm相当を使用することが可能です。

このような方法では広角レンズ一本でも標準域に近い焦点距離で撮影することができるので非常に便利です。今後、春から夏にかけて大型アップデートが予定されているX-T5。新たなフィルムシミュレーションモードの追加も含まれていますので、これからも長く使い楽しむことが出来そうです。


 

▼ 今回紹介した機材はこちら ▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月21日 13時39分 ]

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【Leica】Q2で撮影された「街角スナップ写真」をご紹介!

【Leica】Q2で撮影された「街角スナップ写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではフォトコンテストを常時開催しております!
現在開催中の「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」の受付期間が3月31日までとなっています。
入賞者にはお買い物で使えるポイント「総額 44万ポイント」をプレゼント!
通常のグランプリなどのほか、新製品で撮られた作品だけが対象の「新製品賞」もありますので、記事の最後にあるバナーから詳細をご確認のうえぜひご応募ください。

さて、本日ご紹介するのは「Leica Q2」でご投稿いただいた作品!
卓越したカメラ性能と時代に左右されない洗練されたデザインを受け継ぎながら、明るく高性能なレンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」を搭載したカメラで撮影された、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】Saturday morning<投稿作品を見る

【投稿者】yoko様

【使用機材】Leica Q2



【作品名】行ってきます!!<投稿作品を見る

【投稿者】よっちゃん様

【投稿者コメント】バスに乗る時泣いてばかりだった子ども、やっと元気に手を振って登校出来るようになりました。楽しんで行っておいで!待ってるよ。

【使用機材】Leica Q2



【作品名】雪夜の街…<投稿作品を見る

【投稿者】macoto-ya様

【使用機材】Leica Q2



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】Moooo様

【使用機材】Leica Q2



【作品名】佇まい<投稿作品を見る

【投稿者】macoto-ya様

【使用機材】Leica Q2


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

累計投稿枚数40万枚突破記念!「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」開催中!


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[ Category:Leica | 掲載日時:24年03月20日 11時29分 ]

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【Canon】パンケーキレンズの実力。②EF-S24mm F2.8 STM編

【Canon】パンケーキレンズの実力。②EF-S24mm F2.8 STM編

パンケーキレンズとは パンケーキのように薄い一眼カメラ用のレンズ


CANONには3本のパンケーキレンズがあるのはご存知でしょうか。

・CANON EF40mm F2.8 STM(2012年6月発売)
・CANON EF-S24mm F2.8 STM(2014年11月発売)
・CANON RF28mm F2.8 STM(2023年7月発売)

EF40mm F2.8 STM / RF28mm F2.8 STM / EF-S24mm F2.8 STM

パンケーキレンズと聞いて中には不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

もしかして小さいレンズは描写がいまいちなのではないか…

しかし心配はご無用。 実はこのパンケーキレンズ達、かなりの実力の持ち主なのです。
なので今回はそれぞれのレンズの良さを3編に分けて紹介していきたいと思います。

今回、第2回目にご紹介するレンズはEF-S24mm F2.8 STM

先に発売していたEF40mm F2.8 STMをAPS-Cで使用すると焦点距離が約64mmになるため画角が狭くなっていましたが、2年後に待望のAPS-C版として登場しました。

第一弾EF40mm F2.8 STM、第三弾RF28mm F2.8 STMの記事は下のバナーリンクからご確認ください。


前回に引き続きスペックの確認をしておきましょう。

当レンズは重量が約125gとかなり軽く、厚さもわずか22.8mmですので、前回もお伝えしたように「ボディキャップの代わり」としてこちらのレンズを常用していただくのもオススメです。

CANON EOS 9000D + EF-S24mm F2.8 STM

Canonのパンケーキレンズは小ささとは裏腹にとても高い描写力を持っており、当レンズは焦点距離も35mm判換算で約38.4mmととても使い易い画角になっています。

筆者は以前にEOS 8000Dを所持しておりその際にこちらのレンズを利用しておりました。
なので今回はその時に撮影した写真を御覧いただきながら、利用時に感じていた魅力について深掘りしていきたいと思います。

絞り:F5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

日常を切り取るちょうど良さと妥協の無い描写力には惚れ惚れし、今見返しても改めて手に取りたいと思わせてくれるレンズです。

というのも筆者がフルサイズに買い替えた際に売りに出してしまったのですが、忘れられず同じパンケーキレンズのEF40mm F2.8 STMをすぐに購入した経緯がありました。

もちろん素晴らしい描写力で買い替えて大満足でしたが、ただ一つ物足りなさを感じてしまった点が一点…

それは最短撮影距離です。
まずは写真で体感してみてください。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

そう…EF-S24mm F2.8 STMはここまで大きく写せるのです…

最短撮影距離とは名前の通り”どこまで近付いて撮影できるか”という事で、当レンズは16cmまで寄れます。
これはセンサーからの距離なので、レンズにくっついてしまうのではないかと思うほどの距離感です。

上の表にもあるように最短撮影距離が短い分最大撮影倍率が大きくなり、クォーターマクロ以上の0.27倍という数字を実現しております。

そうです。これが最高に使いやすかったのです…

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

最短撮影距離が短いということは寄って主題を強調させたり、はたまた引いて風景を撮影したり、撮り方の選択肢をたくさん与えてくれ、写真の可能性を広げてくれます。

これからたくさんの花が咲く日がやってくるので活躍の場面は増えることでしょう。

絞り:F8 / シャッタースピード:20秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

こちらは手すりにカメラを置き長時間露光をした写真です。

使っていたEOS 8000Dにはバリアングル液晶が搭載されていたのでライブビュー撮影を活用し自分の見やすい角度から画角を決め撮影を行いました。

Canonのデジタル一眼レフカメラはフルサイズカメラだとEOS 6D MarkⅡ以外はすべてモニター固定式なのですが、7Dシリーズ以外のAPS-Cカメラのほとんどがバリアングル液晶を採用しています。

こういったカメラ側の利便性もレンズ選びの一つの材料となるのではないでしょうか。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm
絞り:F11 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

続いて飛行機と飛行機雲の写真です。

写真周辺部に位置する建物もかなりシャープに写っており、開放から素晴らしい描写を見せつけてくれています。

そして2枚目の写真は目の前に飛行機雲が真っ直ぐ降りてきたので「今だ!」とすぐにシャッターを切りました。

この時改めて感じたのがこの大きさだからこそ常に持ち歩いていたんだなと。
持ち歩きに適した大きさや重さで、しかも寄って撮影もできるという本当に最高なスナップ性能を持ち合わせたレンズです。

CANON EOS R7 +EF-EOS R + EF-S24mm F2.8 STM

そんな素晴らしいスペックを持った当レンズですが、前回もオススメした通り是非ミラーレスカメラのEOS Rシリーズでも使っていただきたいと思っています。
ただ、フルサイズに装着すると約1.6倍クロップされ画素数が半分以上下がってしまうため、APS-CのEOS Rシリーズ「EOS R7」や「EOS R10」などにご利用頂くことをオススメ致します。

しかしながら、あえてEF-S24mm F2.8 STMを使わなくてもRFマウントには焦点距離の近いパンケーキレンズのRF28mm F2.8 STM。
そして同じ焦点距離の単焦点レンズでハーフマクロ(0.5倍)の性能を持つRF24mm F1.8 MACRO IS STMがあります。

ではなぜ当レンズをオススメするのか…
完全に”コスパ”です。

絞り:F11 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100 / 焦点距離:24mm

EFレンズをEOS Rシリーズのボディに取り付けるにはCANON純正のマウントアダプターの「EF-EOS R」を利用していただくのですが、コントロールリングなどが付いていない通常のタイプのEF-EOS Rであれば重さも約110gなので、当レンズと合わせて約225gとかなり軽量。

しかし、もちろんRF28mm F2.8 STMの方がマウントアダプターが無い分軽くコンパクトです。
そしてRF24mm F1.8 MACRO IS STMも重量は約270gなのでほぼ変わりませんし、F1.8の明るさとハーフマクロという武器も持っています。

ただ、ここで大きな違いが出るのが金額です。
EF-S24mm F2.8 STMとEF-EOS Rの合計金額は30,000円弱です。
今後他のEFレンズを使う可能性があるのであればより一層マウントアダプターとセットで揃えていただくメリットがあります。

個人的には性能のいいとこ取りをした安価で手に入れやすい超絶コストパフォーマンスレンズだと思っています。
とりあえず気軽に始めたい方には是非手に入れてください。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:200 / 焦点距離:24mm

いかがでしたでしょうか。
お伝えしたいと思うことをひたすらに綴っていきましたが、まず手に取って頂ければこちらのレンズの良さをすぐにご理解頂けるかと思います。

EF-S24mm F2.8 STMは2024年3月現在、新品中古共にお取り扱いしております。
マップカメラの中古商品は専門の修理業者にてメンテナンスを行っており安心してお買い求め頂けます。

改めてのお伝えとなりますが第一弾EF40mm F2.8 STM、第三弾RF28mm F2.8 STMについての記事も下のバナーリンクから是非チェックしてみてください。

最後まで御覧いただきありがとうございました。

▼今回ご紹介したカメラボディ▼

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月20日 11時00分 ]

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【Panasonic】気になる、LUMIX S_Vol.2
LUMIX S 全シリーズについてご紹介していく連載、「気になる、LUMIX S」です。
単焦点から望遠、そして話題の新シリーズ「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」
4月発売予定の「LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」まで計16本をご紹介いたします。

LUMIXシリーズが気になる方はもちろん、既に愛用している方にも必見です。

気になる、LUMIX S_Vol.2

今回ご紹介するのは、「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 」です。

LUMIX S PRO 24-70mm F2.8は、LUMIX Sシリーズ第二弾として開発されたレンズです。
動画を撮影するのであれば、とりあえずこれ1本持っておけば問題ないだろうと思いLUMIX S5IIXとともに持ち出しました。

まずは、動画をご覧ください。

F2.8 の大口径になるので、かなりの重量でした。
この日はあいにくの雨だったため、傘を持ちながらの撮影でした。

それもプラスされていつも以上に重いと感じてしまったかもしれません。

しかし、その重さを感じなくなるくらい集中して撮影してしまうほど魅了されるボケに驚きました。

動画でも確認できますが、被写体を際立たせる滑らかなボケと解像度の高さがこのレンズのポイントです。

本レンズは、4枚のEDレンズを使用しています。

このレンズが採用することで、レンズを通過する際に生じる青側の色収差をキャンセルする効果を持ち、色収差を高度に抑えてくれます。

色収差は色のにじみのみならず、解像感にも影響してくるため、EDレンズの採用によってより解像感が高くなっています。

動画撮影をしていると気になるのがフォーカスの速さです。

フォーカス時に移動するレンズを2組用いるダブルフォーカス方式を採用しています。

この方式は、被写体の位置が無限遠から近接に変化しても性能を高められます。

LUMIX S5IIXには、像面位相差AFが搭載されていますが、遠くからでも人や動物を検出し追従して、被写体の移動も滑らかに移動してくれます。

その機能にもしっかりとレンズが追いついていると感じました。

実際に使われる方の意見を取り入れながら試行錯誤して設計されているLUMIX Sシリーズ。その中でもLUMIX S PRO 24-70mm F2.8 は解像、ボケ、AFにこだわる欲張りなレンズです。

 

気になる、LUMIX S_番外編
LUMIXの好きなところは自然な色で写し出してくれるところなのですが、今回はある機能を使用してみたく、カラーグレーディングしています。
ある機能とは、「リアルタイムLUT」です。
LUTとは、Look up table(ルックアップテーブル)の略で、動画撮影においてLogで撮影したデータにあてるカラープリセットのようなものです。
(画像引用元:LUMIX Color Lab)
カラープリセットというと馴染みがありますが、
それがリアルタイムで適用して撮影ができます。
通常は撮影した後に編集しますが、この機能を使用すれば
補正を行わずに投稿できる優れものです。
下記URLからお好みのプリセットをパソコン等でダウンロードしてSDカードに読み込みます。そのSDカードをボディ本体に読み込んで設定を行えば、すぐに使用できます。
自分で作り出すこともできるようなので、無限大に表現力を広げることもできます!
今回は4K動画です。
カラーグレーディングすることで、画質が落ちてしまうのではと懸念していましたが、新しい画像処理エンジンのおかげで高画質でのLUTを使用することができました。
最後に、
高画質でLUTを楽しんで撮影をしましたが一番驚いたのが強力な手振れ補正です。
この鎖樋のシーンが一番わかりやすいのですが、手持ちで撮影していても全く気にならない揺れです。
新しい手ブレ補正「アクティブ I.S.」のおかげで雨の中で傘をさしていなくてはいけない状況の中でもしっかりと補正してくれました。
LUMIX DC-S5で動画撮影したことがありますが、さらにパワーアップした手振れ補正でさらに楽しく撮影できました。
悪天候の中での撮影でも、レンズのボケ感、すぐに楽しめる「リアルタイムLUT」そして強力な手ブレ補正で想像以上に良い仕上がりになった気がします。
次回もお楽しみに。

 

今回使用したものたちはこちらから! 当社インターネットからのご購入の場合は「【ネット限定】新品2年保証つき」です!

[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年03月19日 18時35分 ]

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【Nikon】話題のZfを使って動画に挑戦してみた。

普段は静止画メインに撮影している筆者が『Nikon Z f』を使って動画撮影にチャレンジしてみました。
今回Nikon Z fに組み合わせたレンズは『NIKKOR Z 40mm F2』です。
レンズキットとしての販売もあり、非常にコンパクトで使いやすい組み合わせでした。
まずはチャレンジということで、ジンバルなどの動画機材は使わずシンプルな手持ち撮影を行いました。

ツバキの葉に日光が降りそそぎ、とても綺麗だったので思わずカメラを向けました。
ミモザや桜が印象的な場所ですが、筆者にとってはこのツバキの葉が一番印象に残っています。

動画を撮ってみて感じたことは、写真とは全く違う世界であるということ。
写真撮影であれば試行錯誤が必要な動きを持たせた表現も動画なら簡単にできます。

次は桜です。
暖冬の影響なのか、早く咲く品種の桜なのかは定かではありませんが三月上旬のこの日も綺麗に咲いていました。
もう桜の時期かと驚きましたが、春がすぐそこまで来ているというのはとても喜ばしいことです。

最後は今回のお目当てのミモザです。鮮やかな黄色が特徴的な春の花です。
その花言葉は「上品」や「エレガント」誰もが納得の花言葉ではないでしょうか。
動画では風に揺れるミモザを撮影しています。

ツバキ、桜、ミモザ
こんなにも美しい花々が一堂に会する素敵な場所が大都会の真ん中にあるなんて思ってもみませんでした。慣れない動画でも非常に楽しい撮影となりました。

 





[ Category:Nikon | 掲載日時:24年03月18日 17時30分 ]

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【OM SYSTEM】M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROで撮影された「春の訪れを感じる作品」をご紹介!

マップカメラではフォトコンテストやコミュレビ大賞を常時実施しています!

フォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では現在、OM SYSTEM(OLYMPUS)ユーザー必見の「OM-1 MarkII発売記念 OM SYSTEM フォトコンテスト」が開催中。OMシリーズをはじめ、PENシリーズ、OM SYSTEM(OLYMPUS)マイクロフォーサーズレンズを使って撮影された作品を大募集しています。入賞者にはお買い物で使えるポイントをプレゼント。「OM-1 Mark II」で撮られた作品のみが対象となる「OM-1 Mark II賞」もありますので、ぜひ記事の最後にあるバナーをクリックしてぜひご参加ください!

さらにお客様の商品レビューコンテンツの「コミュレビ」では、OM SYSTEM(OLYMPUS)製のカメラ・レンズが対象となる「OM SYSTEM限定コミュレビ大賞」を開催しています。こちらも記事の最後にあるバナーから詳細をご覧のうえ熱いレビューをお待ちしています!

さて、本日ご紹介するのは「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」にご投稿いただいた「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」で撮られた作品!明るさ・機動性・近接性能、全てが最高レベルの望遠ズームレンズで撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】春の朝<投稿作品を見る

【投稿者】Takasago様

【使用機材】OM SYSTEM OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



【作品名】櫁美味しい<投稿作品を見る

【投稿者】PUS_PUS246様

【投稿者コメント】河津桜にメジロの大群が押し寄せ美味しそうに櫁吸ってました。

【使用機材】OM SYSTEM OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



【作品名】さくらの山に春が来た<投稿作品を見る

【投稿者】nantian_jichang様

【使用機材】OM SYSTEM OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



【作品名】春花壇に舞う<投稿作品を見る

【投稿者】花鳥虫様

【投稿者コメント】春の大花壇を軽やかに舞うナミアゲハ

【使用機材】OM SYSTEM OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



【作品名】追いかけっこ<投稿作品を見る

【投稿者】花鳥虫様

【投稿者コメント】縄張り争いをするツバメシジミのオス

【使用機材】OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



【作品名】春へ、一直線♡<投稿作品を見る

【投稿者】ふくミミ様

【使用機材】Panasonic DMC-GX8 + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

機種限定!「OM-1 MarkII発売記念 OM SYSTEM フォトコンテスト」開催中!

OM SYSTEM/OLYMPUSの機材のレビュー大募集!「OM SYSTEM限定 コミュレビ大賞」開催中!


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[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月18日 15時25分 ]

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【先行レポート】Eマウントの新たな光「Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount」をご紹介!

【先行レポート】Eマウントの新たな光「Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount」をご紹介!

フォクトレンダーから、ソニーEマウントのフルサイズ用交換レンズとして最も明るいF1を実現した『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount (ソニーE用/フルサイズ対応) 』が登場します。
今回は、夜の街撮りスナップでの実際の撮影を踏まえてその魅力を先行レポートします。ぜひ最後までご覧ください。

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:46 外観をチェック
02:56 撮影した組み合わせ
03:51 撮影した写真を鑑賞
09:08 総評
10:05 エンディング

 外観をチェック


まずは外観の気になるポイントをチェックしていきます。既存のソニーEマウント用として登場しているフォクトレンダーのレンズとは少し意匠の異なるデザインが施されています。凹凸のないフォーカスリングは指掛かりを損なわないように「ダイヤパターン」を採用しています。なめらかなトルク感も相まって、至福の撮影体験を味わうことが出来ます。

 撮影した写真を鑑賞


撮影時のボディには「SONY α7IV」を選びました。マッチングは上々で、くびれのある『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount』のデザインがグリップ形状にしっくり来ており、持った心地も非常に高い満足度でした。往年の銘玉にも似たスタイリングに、思わず口角の上がるスタッフ達。果たして、どんな写真が撮れたのでしょうか。

スナップ撮影中のワンシーン。持ちやすい形状で、常に快適でした。


大きなライトを被写体に選びました。光源に向かってマニュアルフォーカスでピントを合わせるのは若干難しかったのですが、見て振り返ると撮って良かったなと思える1枚です。開放ゆえのハイライトとフレアの幻想的な表現がうまく落とし込めています。


やや中距離の奥行きを感じる1枚ですが、この立体感を絞り開放のF1から得られるのですから驚きです。ピントの合焦部分はいくぶんかソリッドですが、イヤな色の出方などは見受けられません。


しっかり絞ってみると画面の隅々まで解像し、より鮮鋭な画を得ることが出来ました。このように、絞り値によって画の印象を変えることが出来る一方で、どの絞り値にしても立体感溢れる描写は健在です。被写体の魅力を引き出しながら、どう見せたいのかで絞りを感覚的に調整していく・・・というのがこのレンズの真髄とも言える使い方になりそうです。

 おわりに

まもなく登場する『Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical E-mount』の魅力をスナップ撮影の写真を見ながら確認して参りました。
動画内ではここでご紹介しきれなかった写真や、より詳細な魅力に触れるトークをしておりますので是非ご覧いただけますと幸いです。
今回ご紹介した商品が「気になった!欲しい!」という方は、高評価・チャンネル登録もよろしくお願い致します!

【動画内で使用した商品はこちら】

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander YouTube | 掲載日時:24年03月17日 17時17分 ]

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【SONY】α9Ⅲ×メジロ

世界初のグローバルシャッターを搭載したフルサイズカメラ「α9Ⅲ」

今回この世界初のカメラと共に、野鳥の撮影へ赴きました。


今回は前回に引き続き野鳥が被写体ではありますが、その中でもメジロに特化して書いていこうと思います。
目の周りに白いリング状の模様が特徴であるメジロ。日本語の名前の由来も目にある白い模様から取って目白(メジロ)と名付けられたそうです。


なぜメジロだけにしたのかと言いますと、今回撮影に向かった際にメジロが活発に飛び回っていたのでそこでの撮影に丸一日使ってしまったからです。
活発なうえに、寒桜の周りを飛んでいたので見た目も華やかでいわゆるとても映える状態でした。
しかも定期的に集まって来てしばらく花を啄んだ後、別の木に向かって飛んでいきます。さらにその後しばらくするとまた寒桜に戻って来てくれます。
飛んで行ってしまった間にレンズから手を放し休憩を取り、戻ってくるまでに備えることが出来るので時間さえ許せばずっと滞在できるくらいでした。


今回撮影を行った寒桜の木には、珍しくメジロがたくさん集まっておりました。
メジロが多数飛んでいた寒桜の木の周りには他に花を咲かせている木が無かったのでそこにメジロが集中していたのではないかと推測されます。


撮れ高に関して先にお話しをしますと、個人的には大満足な撮れ高でした。

この撮影で行った主な設定は
「プリ撮影:オン(時間1.0秒)」
「フォーカスエリア:トラッキングS/フレキシブルスポットM」レンズのフォーカスホールドボタンに片方どちらかを割り当てて必要に応じて変える。
「シャッタースピード:1/1600~1/3200固定のSモード」ISOが上がり過ぎた場合適宜下げて調整。もし明るさに余裕があれば、もう少しシャッタースピードを上げて1/4000くらいにした方が良いかもしれません。
その方が羽が被写体ブレせず、撮れる確率が上がります。
「被写体認識:オン」この設定にすると、半押しAFやAFオンでも設定した被写体を検出してくれます。

基本の設定はこの辺りです。撮影モードについてはMモードでも個人的には問題ないと感じました。その時は基本シャッタースピード優先で露出の値が―0.3~0になるように他の設定を都度変えていきます。アンダー気味でも現像等で持ち上げることが出来るので、ISOが上がりすぎないようにするのと、シャッタースピードを下げすぎないように気を付けます。


メジロは前後左右どのように動くか全く予想が出来ませんでした。右側を向いていたを思いきや急に左側に飛んで行ったりと筆者の経験値では行動の予測が立てられず、今回の撮影もしっかりプリ撮影に依存する結果となりました。


ここから先はプリ撮影がいかに素晴らしいか、についてだけ書くことになりそうなくらい全ての写真がプリ撮影で撮られたカットになります。
まずはこの一枚、ちょっと遠めのメジロにフォーカスしている写真。飛翔しているシーンを撮りたいと思ったのですが上記で書いた通り行動の予測を一切立てられないので少し遠いメジロで試してみました。


上記で撮られたカットと同じシーンです。
飛び立った直後にシャッターを押しているのですがプリ撮影の設定を1.0秒に設定しているので、このように飛翔している写真を二枚撮ることが出来ました。


何度か試行錯誤するうちに、ちょっと慣れてきたせいか大きく写したいという欲が出てきたので、少しずつ手前のメジロの飛翔を狙ってみました。




何度か撮っているうちに、たまに予備動作をしてくれる時がある事が分かりました。体が小さいのと寒桜の枝などで分かりにくいのですが、飛び立つ前にちょっと体を丸めるような動作をした後、体を伸ばす動作が見えるのと同時にそのまま飛び去って行きます。




予備動作が確認出来た際は、飛び立つ瞬間にシャッターボタンを全押しします。それでもカメラで確認してみたらシャッターを全押しする頃は、メジロが飛び去ったあと…本当にプリ撮影に助けられています。
寒桜があったおかげで日の丸構図でない写真でも、少し何とかなってくれました。上記の三枚は今回の筆者お気に入りのカットです。


いかがでしょうか。
今回はメジロに特化をして記事を書かせていただきました。筆者自身の目で実際に予備動作を確認出来たシーンは実はそこまで多くなく、後半こそ多少は感覚のようなものが掴めましたが、大半は気付いたら既に飛び立っており「あっ!」となった瞬間にレリーズ全押しする事がほとんどでした。
それでも、これだけしっかりと結果を出してくれるα9Ⅲにはほんとに只々驚くばかり。今回はそこまで設定を追い込んではいなかったのですが、もっと撮影設定を追い込んで自分のスタイルに合う設定を追求出来ればもっとたくさんの成果を出せるはず、このカメラからはそんな可能性をひたすらに感じております。

皆様もぜひ手に取ってこの可能性を直に感じてみてください。


[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月17日 12時15分 ]

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【実機レビュー】世界初!F1.4の対角魚眼レンズ『SIGMA Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE』をご紹介!

【実機レビュー】世界初!F1.4の対角魚眼レンズ『SIGMA Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE』をご紹介!

民生用35mmフルサイズカメラ用の交換レンズとして世界初のF1.4対角魚眼レンズ『SIGMA Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE』が登場しました。
実写を交えてその魅力を動画でご紹介いたします。是非ご覧ください。

 本編映像

 動画チャプター

【動画チャプター】
00:00 オープニング
00:22 SIGMA Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE
01:23 実写を交えてご紹介
01:46 Leica SL2-Sとの組み合わせ
06:27 SONY α7IVとの組み合わせ
09:36 動画撮影で使用
11:09 SIGMA fp Lとの組み合わせ
15:24 主な仕様
15:36 星景撮影でも頼れるレンズ
17:35 エンディング

 対角魚眼レンズ


画面いっぱいに独特な遠近感や迫力のある歪曲表現を表現することができる対角魚眼レンズ。
今回は3機種カメラボディを使用してその描写や性能をご紹介していきます。

 Leica SL2-S

F値の明るい超広角レンズといえば星景撮影で使用を想定する方も多いかと思います。
星空を取り入れた写真やスナップを「Leica SL2-S」を使用して撮影してきました。
開放から画面全体で高い解像力と点像再現性を感じることができました。
細かい木の枝まで確実に解像していることに感心しました。

頼りになる手ブレ補正機構を搭載したカメラが増えてきた昨今、夜間の手持ち撮影でもスナップを楽しむことが出来ました。多少絞り込むことで描写さらに安定し、独特な歪曲をより緻密に楽しむことができます。

光源が写り込むような場面、フレア、ゴーストはほとんど見受けられずその逆光耐性の高さがみえる1枚となりました。
このような厳しい条件下でもしっかりと気持ちの良い発色をしてくれる優れたレンズだと言えるでしょう。

最短撮影距距離38.5cm(数値はLマウント用)を活かしてペットの写真を撮るのにもうってつけです。
魚眼を言えば、という特徴的な1枚。ピントに芯はしっかりと残し周囲の大きなボケを表現できるのはF1.4だからこそなしえると描写です。

 SONY α7IV

続いてはSONY Eマウント用をSONY α7IVに装着して使用していきます。
AFアクチュエータにはリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)を搭載した本レンズ、軽快で正確なAFでテンポ良撮影することができました。背景を非常に広く写せるので被写体の大きさが対比となり面白い表現が楽しめます。発色も綺麗でその点も安心せいて使用すことができました。

夕暮れのトーンも綺麗に捉えることができますし、開放F1.4からこの驚くほどの解像感を得られます。
こういった写真が手持ち撮影で撮れるという新しい写真体験がそこにはありました。

ここでは動画撮影にも挑戦しました。
写真とはまた違った楽しさと独特な歪曲表現をすることができます。是非本編で動画の様子もお楽しみ下さい。

 SIGMA fp L

最後に登場するのが「SIGMA fp L」。6100万画素を誇るこのボディを使用して建造物などを撮影してきました。

絞り値を変えての撮影比較をしてみました。細部まで拡大してようやくわかるほどのわずかな解像感の違いでした。また光芒の出方の違いにも注目です。
F値の選択をシャッタースピードを稼ぐためであったり、解像感を得るためにするのではなく、光芒の表現として取り入れることもできると感じました。

超広角を生かしてダイナミックな写真を撮りました。魚眼の歪曲がそのダイナミックさんをより強調してくれました。
画面のすみまで緻密に描写してくれました。三脚座が付属するので構図の選択も軽快に行うことができますしアルカスイス対応なので汎用性も高いです。


日中のスナップも撮ってきましたた。いわゆるシネスコのアスペクト比などを活用して見たり、歪曲表現を楽しんでみたり軽快に楽しむことができました。

 おわりに

3機種にわたり様々なシチュエーションで撮影を行いました。対角魚眼レンズという特殊な表現ができるレンズですが、それだけではなく普段の撮影でも気軽に美しい確かな描写が楽しめるレンズであったと非常に感心させれました。
動画内ではここでご紹介しきれなかった写真や、スペック・ポイントを詳しい解説をしておりますので、是非ご覧いただけますと幸いです。
今回ご紹介した商品が「気になった!欲しい!」という方は、高評価・チャンネル登録もよろしくお願い致します!

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[ Category:etc. Leica SIGMA SONY | 掲載日時:24年03月16日 17時17分 ]

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【SIGMA】番外編『にーよん』から始める新年度【C 24mm F3.5 DG DN】

【SIGMA】番外編『にーよん』から始める新年度【C 24mm F3.5 DG DN】

少しづつではありますが、春の足音が聞こえてきました。
新生活が待っている新年度に向けて、機材を新調したい方もいらっしゃると思います。

今回は『2024年』の『24』にかけまして、
スタッフがお勧めする『24』の数字を含めたカメラ、レンズを全5回に分けて紹介していきます。
新しい機材選びの参考にしていただければ幸いです。

 

今回、紹介するレンズは
SIGMA Contemporary 24mm F3.5 DG DNです。
ソニーE用(フルサイズ対応)とライカSL/TL用の2種類のマウントが発売されていますが、
今回はソニーE用のものを『α7C(ILCE-7C)』に装着して撮影を行いました。


2021年1月に発売された『Iシリーズ』の一本です。
コンパクトなサイズと225gの金属鏡胴で、
『SIGMA fp』や『SONY α7c』のような小型なカメラにピッタリなレンズです。

 


今回は雨が降り気温も低めで、やや手がかじかむ撮影状況でしたが、
大雑把に近づけるだけでしっかり装着できる
マグネット式キャップがかなり助かりました。

 


今回は小型のα7cと小型のContemporary 24mm F3.5 DG DNの組み合わせだったため、
傘を差しながらでもスムーズに取り回しできました。

 


最短撮影距離は10.8cm
撮影距離で不満を感じることは撮影中ありませんでした。
ボケは自然と出ています。

 


広角寄りのレンズは広い場面を切り取ることに長けています。
24mmの画角で持ち運びやすい小型軽量なので、
スナップのお供としても非常に優秀なレンズです。

 

いかがでしたでしょうか。
『Contemporary 24mm F3.5 DG DN』を使用して感じた事は
美しいデザインと使いやすさを兼ね備えたレンズという感想です。
高級感のあるデザインと、使いやすい絞りリングとピントリング。
特に絞りリングは指標部分のローレットが削られており、
目視しなくても大体の位置が分かりやすく、外観も美しいです。

『Iシリーズ』は性能、価格帯、使い勝手ともにバランスが良く、
単焦点を使った事が無いユーザーでも気に入る事間違いナシのレンズです。
新年度に向けて使いやすい単焦点レンズはいかがでしょうか。

 

 

 

 

『Iシリーズ』はこちら





[ Category:SIGMA SONY | 掲載日時:24年03月16日 17時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1の魅力を3つの動画で紹介します

今なお高い人気を誇るOM SYSTEM初のフラッグシップモデル『OM SYSTEM OM-1』の魅力を、過去に公開した動画をふり返りながら再確認していく総集編です!
間違いなく「名機」と呼べる1台を紐解いていきます。ぜひ最後までご覧ください。

 動画チャプター

00:00 オープニング
02:02 1つ目の動画
04:40 2つ目の動画
12:25 3つ目の動画
16:53 いまOM-1をおすすめしたい理由
19:12 エンディング

 動画の概要について

OM SYSTEM OM-1 | 4K Travel Video | 三峯神社・三十槌の氷柱
まずは1つ目の動画です。
写真機能ももちろん進化している『OM SYSTEM OM-1』ですが、こちらの動画及びブログでは主に進化した動画機能を詳しくご紹介していますので併せてぜひご覧ください。

『OM SYSTEM OM-1』 4K実写レビュー

▼この動画で紹介した機材はこちら▼


【検証】本当に濡れて大丈夫?「防塵・防滴」を極めた、OM SYSTEMがアウトドアに最適な理由
2つ目の動画です。
OM SYSTEMと言えばやはり高い防塵・防滴性能です。こちらの動画では実際に実機を使用して水に濡れながらの撮影をしています。
他にも「ライブND」機能や「ハイレゾショット」機能もご紹介していますのでぜひご覧ください

【検証】本当に濡れて大丈夫?「防塵・防滴」を極めた、OM SYSTEMがアウトドアに最適な理由

▼この動画で紹介した機材はこちら▼


【野鳥撮影】OM SYSTEM OM-1と望遠レンズ3本を使って野鳥撮影の楽しみ方をご紹介!
最後の動画です。
この動画では『OM SYSTEM OM-1』とともに望遠レンズ3本の魅力を紹介しています。
小型軽量で望遠レンズが扱えるマイクロフォーサーズの強みを活かして野鳥撮影をしてきました。

【野鳥撮影】OM SYSTEM OM-1と望遠レンズ3本を使った野鳥撮影の楽しみ方を動画で紹介します!

▼この動画で紹介した機材はこちら▼


小さく軽くて高機能、最初の1台にもおすすめのカメラです。
動画を見て、気になる!欲しい!と思った方はぜひチャンネル登録や高評価お待ちしております!

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月15日 19時00分 ]

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【PENTAX】数多のプロを虜にした、フルサイズすら圧倒する超高画質なカメラ。

【PENTAX】数多のプロを虜にした、フルサイズすら圧倒する超高画質なカメラ。

フィルム時代から続く“645”の名を引き継ぎ、フルサイズよりも大きい44mm×33mmのセンサーを採用した巨大一眼レフ、645Z。

光学ファインダーの雄であるPENTAXが生産し、アマチュアだけでなくプロの風景写真家をも虜にし続けてきたこのカメラは、昨年惜しまれつつ生産完了となりました。
本記事では、その素晴らしさを振り返りたいと思います。

 

「APS-C機(Kシリーズ)と同じ操作系を積んだ、100万円を切る価格で買える中判デジタル」
2014年の発売当時、ライバルとなるカメラは「デジタルバックとカメラボディが別々」の、完全プロ用機ばかりでした。
価格も200万円を越えており、とても一般ユーザーが買えるものではありません。
AFは中央一点のみ、連写速度も秒間1コマ程度、操作レスポンスもゆったり。
記録メディアは高価なCFカードで、その上センサーがむき出しのデジタルバックは取り扱いに気を遣うものでした。
写真家にとって、フィールドで取り回すには不向きだったのです。

そんな中登場した645Zのスペックは驚愕でした。
価格は80万円程度、AFは27点測距(中央25点はクロスタイプ)、連写は秒間3コマ!
これだけでも凄いのに、更に超音波式のダストリームバル搭載で汚れに強く、SDカードはデュアルスロットでリスク対策は万全、レンズによっては光学手ブレ補正機構内蔵と至れり尽くせり。
極めつけはチルトタイプの可動液晶で、ローアングルで草花を撮影する時などに大活躍です。

これだけのスペックを誇った645Zに、数少ない純正のデジタル用設計レンズ「HD PENTAX-DA645 28-45mmF4.5ED AW SR」をマウントし撮影に出てみました。
本機は中判センサーを搭載しているので、レンズの画角は35mmフルサイズ換算で22-35.5mmの超広角。
更にセンサーのアスペクト比は、フルサイズでなじみ深い3:2ではなく、4:3となります。
普段使用しているカメラと違い、画面が縦に長い感覚は新鮮でした。

・・・

某日。

1月と言うには、少しばかり暖かい日でした。
寒椿の花弁は柔らかな日光をため込み、少しばかり無機質なコンクリート造りの街を照らしています。

時計を見れば午前10時。家を出てもうだいぶ歩いたでしょうか。
それでも足取りが鈍らないのは、バッグの中に収めたカメラへの期待のせい。
「十字街を5回抜けて、あの角を右に曲がれば目的地。」
逸る気持ちを落ち着けながら、早起きしなかったことをちょっとだけ後悔します。

 

何年か振りのその場所は、どうやら今までで一番のお天気模様。
南中を前にした太陽が、精一杯の角度で小路や建物を照らしていました。
これなら日陰でもISOを上げずに済みそうです。
645Zの高感度性能は決して低くありませんが、それでも低感度で撮りたい。
このカメラが出せる最高の画が見たいから。

 

通りを少し練り歩いた後、お待ちかねの場所へ辿り着くと。
期待した通りの光線が、洋館の中で待っていました。
カスタムイメージをリバーサルフィルムにし、ケプラーテレスコープ式トラピゾイドプリズムファインダー越しに狙いを定め、手振れを誘発しないよう静かにシャッターを切ります。
背面ディスプレイに写し出された写真を見て、思わずにっこり。
予定を違えて午後に食い込んだお出掛けも、綺麗な光に出会えるなら悪くありません。

 

写真にむかって耳をすませば、暮らした人の声が聞こえる。
余さず描いた光を見れば、窓から吹いた風を感じる。
このカメラで撮った写真には、季節が宿るのかもしれません。
これが見たくて、これに出会いたくて645なんだ。
特別な形のボディも、大きなレンズも、全ては“生きている写真”の為に。

 


645Zの登場から10年が経ち、35mmフルサイズも十二分に高画質になりました。
それこそノイズ耐性や解像力なら、中判と言えどもはや追い越されているでしょう。

でもフルサイズじゃ、こんなに自由に光が踊らない。
jpegの255しかない階調に閉じ込めてなお、その檻から溢れた光さえ写したような感覚…。
自分で撮った写真に見惚れたなんて、初めてでした。
願わくば、その理由が画質以外だと胸を張れるのですが。

 

順路にそって屋外へ出ると、強い逆光線。
薄暗い空間に慣れた眼にはいささか眩しく、目を細めます。
反射的にカメラを構えましたが、それと同時に「この日差しも写真にしたら、何てことないのだろう」という諦めも感じました。
しかし手の中の怪物はその光全てを平らげ、燦爛たる日差しをありのまま表現したのです。
先程の写真然り、自分はこの日初めて「ちゃんと世界を写した」のだと思いました。
CGではない、ありのままの光を持ち帰って。

 


今回の記事に使った写真はどれも、撮った時の事を鮮明に覚えています。
それは1枚1枚に集中し、大切にシャッターを切る事がもたらした、最高のプレゼントでした。
こんなに記憶の彩度が高いのは、本気になったから。
少しの構図ずれが気になって、狭い階段で5回も撮りなおした事、まるで昨日の事のように。

 

このカメラと共に世界中を旅出来たら、どんなに素敵だろう。
北欧の夜に輝くオーロラや、ゴンドラで巡るヴェネツィアの旅。
そうして靴底を擦り減らし、沢山の光に出会い、いつしかそれが思い出という手荷物になる。
そんなことを考えながら、この日は帰路についたのでした。

・・・

写真を愛するすべての人へ、新しい選択肢を与えてくれたPENTAX 645Z。
他のどのカメラでも出会えなかった、究極の描写を追い求めた理想形…。
そう、これも夢の記憶の1ページ。
貴方の手で、続きを描いてみませんか。

孤高の頂で、待っています。

 

PENTAXが送り出した最後の、最高の645。


 

 


 


 

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年03月15日 18時00分 ]

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【FUJIFILM】遂にX100VIが発表!スナップでX100シリーズを振り返る。フードスナップ編

【FUJIFILM】遂にX100VIが発表!スナップでX100シリーズを振り返る。フードスナップ編

先日、X Summit TOKYO2024にてX100シリーズの新機種が発表されました。
このシリーズの登場を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。

これまでも小さなボディはそのままに、大きな進化を遂げてきたX100シリーズ。
今回も、高画素化、手振れ補正機構搭載など待望の機能の追加がアナウンスされています。
そんなX100シリーズに焦点をあて、当社スタッフがスナップを通してその魅力をお伝えしていきます。


今回の使用機材はX100シリーズの4代目「X100F」です。
クラシカルでコンパクトなX100シリーズは日常を共にするカメラとして最適な1台です。


今回はX100Fで撮影した「フードスナップ」をお届けします。

レンズ部分も薄く、かさばらないので撮影の予定が無くてもカバンに忍ばせるのもおすすめです。


仕事終わりに訪れた中華屋さん。餃子が目当てでしたが他にも美味しそうなメニューがたくさんありました。
換算35mmのレンズはちょうどよく、座った状態でもテーブルフォトが撮りやすい画角でした。
また、最短撮影距離が10cmなのでぐっと被写体に寄った撮影もできます。


お目当ての餃子が到着しました。アツアツの状態を逃さないように撮影は手短に、サクッと撮れるカメラが便利です。
モニターの右側に操作系が集まっているのでカメラをホールドしたまま操作が可能です。


少し暗めの店内でしたが開放絞りF2のレンズが付いていますので、手振れを気にすることなく撮影ができました。

 


 

ついにその全貌が明らかになったX100VI。
本連載を通じてスナップカメラとしてのX100シリーズの魅力が伝われば幸いです。
次回はどのX100シリーズが登場するのでしょうか。乞うご期待!


[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月15日 17時00分 ]

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