皆さんこんにちは。
待望のNikon最新機種『Z8』が先日発表され、大きな話題となっています。
発売以降大ヒットであるZ9から体積比で約30%の小型化を実現しながらも、Z9の性能と機能をそのまま凝縮。高い機動力をコンパクトなボディーを兼ね備えたZ8。
昨日からマップカメラでも予約を受け付けており、多くのお客様よりご注目頂いています。
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ご検討されている方は是非ご予約の上、発売日に手に入れて頂ければと思います。
さて、本日はZ8の実機を見て私が気になった事を徹底比較すべく筆を進めています。
それはロングセラーにして一眼レフを代表する名機 Nikon D850との外観比較です。
Nikon Z8はミニZ9と呼ばれており、コンパクトなボディに強力なスペックを詰め込んでいる部分が特徴ですが、Z7IIを筆頭とした既存のNikonミラーレス機に比べると一回り大きくなっているのも大きなポイントです。
昨日掲載したブログではZ7IIとの比較や、本体の外観特徴にフォーカスしておりますので是非ご覧ください。
【Nikon】遂にベールを脱いだZ8【外観比較】
私がZ8を見たときにまず思い浮かんだのが「一眼レフの名機、D850と佇まいが似ている?」というところです。
がっちりとしたグリップ、Nikon!と誰もが感じる見た目。サイズ感もD850に似ているような印象を受けました。
Nikon D850ユーザーの方々からZ8の発売を機に買い替えようかな?と、思いを募らせているとの声を聞きましたので、この記事ではNikon D850とZ8を並べてサイズ感を比較していこうと思います。
(サイズ感を分かりやすく比べるため両機を重ねた画像を紹介していますが、撮影環境によって若干のサイズの誤差が生じている場合がございます。ご了承ください。)
まずは正面のショットから
パッと見た感じはD850の方が少しだけ大きいように思えますが、Z7IIなどのミラーレス機に比べるとD850の方がZ8と近いサイズに感じられます。ミニZ9と言われていますが、サイズだけならD850のミラーレス版と言っても過言ではないかもしれません。
Z8とD850を重ね合わせてみました。(赤がZ8 青がD850です)
横幅はほぼ同じサイズですがミラーボックスが存在する分、ファインダー/ペンタプリズム周りはD850が一回り大きくなっています。このように比べてみるZ8はやはりコンパクトに感じます。
次に本体ボディ部分の厚みを比べていきます。
本体の厚みについてはパッと見ただけでもZ8が一回り小さいことが分かります。
ファインダー、ペンタプリズム部の出っ張りにも大きな差が感じられます。
マウント部を基準に重ね合わせてみるとその差は歴然!
ミラーボックスのスペースがない分、スマートな佇まいなZ8は持ってみても非常に身軽に感じます。
実際の重量もD850の約1005gに対してZ8は約910g(共にバッテリーおよびメモリーカードを含む)と10%軽くなっているのですが、それ以上に軽く感じるのは横幅が小さくなっているからかもしれません。
そうなってくると気になるのがグリップ感です。ボディが薄いという事は、相対的に少し持ちにくいイメージを持つ方もいるかと思います。
ミラーレス機でもグリップはしっかり確保して欲しい!と思っているNikonユーザーは多いはず。
それではグリップ部も比較していきましょう。
こちら、左がZ8 で右がD850です。ペンタ部を比べないとパッと見た感じでは判別できないのではないでしょうか。
なんとボディの厚さは大きな違いがあるのですが、グリップの大きさはほぼ同等!
むしろZ8の方が大きいのではないか?と思ってしまいます。
重ねてみると…。
やっぱりZ8の方がグリップに厚みがある!!
この結果に驚く方もいるのではないでしょうか。
定規で測ってみると目測で5mm程度Z8の方がグリップが大きく、メーカーから発表されているサイズも幅がZ8 83mmに対してD850が78.5mmと、正確には4.5mm大きいことが分かります。
一つ前の写真比較でボディ自体の幅は一回り小さくなっているので、このサイズ差はグリップにあることは明確です。
実際握ってみるとミラーレス特有の薄い感じは一切感じられず、非常に握り心地の良いサイズ感。
このグリップを待ち望んでいた!!と思うユーザーも多いのではないでしょうか。
ファインダーが非常に見やすかったり、Nikonらしさは各機種から色々と感じさせる部分がありますが、本機に関してはこのグリップ感がNikon!と思わせてくれる大きなポイント。
このグリップを体感したらZ8を使いたくなってしまうこと間違いなしです。
それではグリップの厚さで驚かされたところで、次に背面部の比較に移っていきたいと思います。
丸窓ファインダーに喜ぶユーザーも多いのではないでしょうか。
前からの比較でも感じましたが、横幅は同じでも一回り小さくスマートに見えます。
ボタン配置もZシリーズを踏襲しており、D850とは大きく変わっています。
重ね合わせてみるとやはり上部ファインダー周りの大きさに大きな差が感じられます。
ちなみに液晶のサイズはどちらも3.2インチなのですが、非表示部がD850が外枠で囲われているのに対してZ8はガラス張りになっている分、Z8のほうが大きい液晶を搭載しているように感じられ、画面を見ていても窮屈感がありません。
次に天面を比べていきましょう。
横からの比較でも感じられましたが、D850はプリズムが入っている光学ファインダーが搭載されている分大きくなっています。ISO感度や露出補正ボタン、シャッターや電源スイッチの位置は大きく変わっていません。
サブパネルもZ8はしっかりとした液晶を採用しており、可視性が向上している部分も大きなポイントです。
重ね合わせてみるとプリズム部、ミラーボックスがある分だけD850のほうが分厚いですが、グリップは先に記載した通りほぼ同じサイズ感。
握った時のホールド感を強く重視していることが伝わってきます。
底部についてはD850のミラーボックスに起因する出っ張りに大きな差が見受けられます。
こう比べてみるとZ8からはミラーレスらしいスマートさを改めて感じさせられます。
真横で写真を撮影し直して重ね合わせてみました。D850のボディ部分の厚さが改めてよくわかります。
正面ボディキャップを外して比較してみました。
一回り大きくなったZマウントを搭載しているZ8のマウント部の存在感がひしひしと伝わってきます。
この大口径マウントがレンズの小型化と高性能化に繋がっており、ミラーレス機を使用するメリットの一つにもなっています。
同スペックである24-70mm F2.8 大三元標準レンズをそれぞれ装着して比べてみるとその差は歴然!
Fマウントレンズに比べてZマウントレンズのサイズの小ささが光ります。
持ってみた時の重量感はZ8の方が身軽なのですが、グリップが大きいおかげでしっかりとホールド感を感じることができ、非常にバランスの良い仕上がりです。
とはいえZマウントレンズを取りそろえるのは予算的にまだ厳しい!という方には、マウントアダプター FTZ IIがおすすめです。
D850を筆頭とした一眼レフのレンズ資産を活かしつつ、Z8の性能を楽しむことが出来るのはこのアイテムがあってこそ。
FTZ IIを使用してAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8E ED VRをZ8に付けてみました。この佇まい、正直物凄く格好良いです。
グリップがしっかりしているので持ち上げたときのバランスも非常によく、従来のZシリーズと比べるとFマウントレンズとの相性がよく感じます。
こちらはFマウント 大三元望遠ズームレンズでおなじみのAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VRです。
見栄えはZマウントのNIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR Sと比べるとマウントアダプターが入っていることも相まって長く感じますが、持った時のバランスは先の標準レンズと同様に持ちやすく違和感なく使用することが出来そうです。
今まで一眼レフを使用していてZ8へ乗り換えを考えられている方は、FTZ IIを使ってFマウントレンズ資産を活かすというのも一つの選択肢かもしれません。
以上、いかがでしたでしょうか。
Z8とD850の比較にスポットを当てて紹介してきましたが、Z8からは改めてNikonらしさを感じることが出来ました。
外観比較をメインに行ってきましたが、中身はフラッグシップ機であるZ9とほぼ同等というのも大きなポイントです。
ミラーレスのスマートさをベースにしながらも最新技術を詰め込み、一眼レフ時代の握りやすいグリップ感を採用。両方の良さを生かしたZ8はNikonファンを大いに楽しませてくれることでしょう。
是非多くの方にNikon Z8を使ってみて欲しいと思います。
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