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『Nikon Z f』で撮る『Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM』

『Nikon Z f』で撮る『Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM』

2024年03月29日

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
 
Nikonの「Z f」は、かつてカメラといえばこういう「FM2」のようなルックスだった、そう感じる見た目をしたカメラです。
使うことでカメラの楽しみを存分に知ったという方が多くいました。
そんな気分があがる見た目に現代の技術が投入されたカメラが「Z f」というわけです。

Voigtlanderの「HELIAR classic 50mm F1.5 VM」はまさに現代に生まれたオールドレンズ。
その描写は他になく、個性という意味では突き抜けていると感じます。
数値化できない魅力が詰まっていると言えるでしょう。

どこか共通点のあるそれらをマウントアダプターでつないで、撮影に持ち出しました。
どうぞご覧ください。
 
 

絞り:F8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
地層が剥き出しになった岬を見ると、なんだか日本の端に来たと感じます。
その先の白っぽくなっている箇所にはたくさんの海鳥がいるのですが、小さなそれを等倍で見てもきちんと解像しており、それぞれどんなポーズをしているかわかるのです。
ボケ味に魅力のあるレンズだと思っていましたが、ピント面の画質も素晴らしいです。
 

絞り:F1.5 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
それではこのレンズの真骨頂となるボケ味を見ていきましょう。
山の上にある葉と一緒に、崖の下にあるベンチとテーブルを開放絞りで撮りました。
地面に生えている草に光が当たっており、それが無数の玉ボケとなり面白い描写をしてくれました。
 

絞り:F1.5 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
こちらも同様に開放絞りで撮りました。
背景の葉が先ほどよりも近いので、その独特なボケ味がよりわかりやすいかと思います。
光がそこまで強くない場合は、一枚目のシロツメクサの写真のように背景がスッキリします。
 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
この島は密に生えた藪が印象的だったので、青空と一緒に写真に収めます。
絞りがF2.8ですとこのようにわずかな周辺減光が見受けられます。
 

絞り:F11 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
 

絞り:F1.5 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
枝の下に潜って、葉の間から零れる光を玉ボケにします。
光のシャワーを浴びているような一枚になりました。
 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
ところどころに流木が落ちていて、磯だまりの水面にそれと空が映っています。
木の質感、水の質感、岩の質感など美しく写し出されています。
 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/5000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
「Z f」に搭載されているピクチャーコントロールのモノクロームには「モノクローム」だけでなく「フラットモノクローム」「ディープトーンモノクローム」があります。
光と影の世界によりこだわって撮影をすることができます。
しかもモノクロームに切り替えるレバーが付いていますから、被写体や気分に応じて瞬時に切り替えることができるのです。
こちらは「ディープトーンモノクローム」で撮りました。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
歩き疲れたので甘いものを食べて休憩。
注文したパフェが届いたので撮ってみると、その圧倒的な立体感に驚きました。
窓から入って来る光のおかげでエッジが立って、まさに浮かび上がっているかのようです。
色が派手過ぎたりすることなく、高品位な描写です。
「Z f」は華やかさと落ち着きを両立する自然な表現が得意です。
 

絞り:F1.5 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
今回使用した「SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX」はその名の通りヘリコイドが付いています。
リングを回して繰り出すことで、最短撮影距離を短くすることができるのです。
見事なパフェの飾りつけに近づいて、フルーツやお花を写します。
 

絞り:F1.5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX + Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

 
のんびりした町には付きもののスピーカー。
子どもの安全を促すようなアナウンスが流れました。
そこへカラスがひらりと舞い降りてきてとまります。
すぐに飛んでいってしまいましたが「Z f」の明るいファインダーをもってすれば、MFのレンズでもピント合わせがスムーズです。
 

現代にぶつけるオールドな個性。

「Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM」はフォクトレンダーのラインナップの中でも特徴的な描写をしており、それが唯一無二の魅力となっています。特に絞り開放で球面収差やコマ収差を意図的に発生させ、真似のできない個性を発揮することができるのです。
「Nikon Z f」もまた、あの「FM2」を彷彿とさせるルックスや、正統派でありつつ個性を出すことも可能な中身を併せ持ちます。
どちらも現代の機材ですので新品で購入ができ、相応の機能とオールドスクールな魅力を持ち合わせているという共通点があり、相性のよい組み合わせです。簡単・キレイな画作りだけでなく、個性も出したい方におすすめです。
 
Photo by MAP CAMERA Staff

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