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『Nikon Zf』で撮る『Light lens lab M 35mm F2 (周八枚)』

『Nikon Zf』で撮る『Light lens lab M 35mm F2 (周八枚)』

2024年01月04日

私がカメラを始めたのはフィルムカメラの全盛期。まさに『Nikon Z f』のデザインの基になったFM2世代で、初めてZ fを手にした時は懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
早速、手持ちのAi Nikkorレンズを合わせてみたもののアダプターが大きすぎてせっかくの格好良さが台無し。昔のシュッとした外観イメージが強く残っているのでどうしても好きになれません。そこでカメラの格好良さを損なわず、高画質で手頃な大きさのレンズを探すことにしました。

今回、私が選んだレンズは『Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) 』。中国の投資家・周氏が「ズミクロン M35mm F2 (第一世代)」の完全再現を目指して製作したレンズで、当時の光学ガラスを研究し原材料もコーティングも当時のものをできる限り再現していると言われています。
オリジナルのズミクロン M35mm F2 (第一世代)は多くのライカファンを魅了している伝説的レンズのひとつなので、その分お値段も高め。そんな憧れのレンズが再現モデルなら約1/4の値段で手に入るというので、機会があれば試したいと思っていました。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 

 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
使用したマウントアダプター『SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 LM-NZ M EX』にはヘリコイド機能が付いているので、レンズの最短撮影距離よりもさらに近接撮影を楽しむことができます。
70cmよりもさらに寄ることでより大きなボケが得られました。ザワっとした木漏れ日のボケにオールドレンズ感が出てとても好印象です。
 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
薄暗いシーンでの色のりも良く、最新デジタルカメラでも難なく使える性能の高さを感じます。
 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
レンズと同時に復刻された専用フード「IROOA タイプ」も使用しましたが、流石に正面に近い逆光によるフレアはカットしきれませんでした。
それでも鮮やかな葉の色は綺麗に捉えており、透明感の高さを感じました。
 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
開放からとてもシャープに写るレンズですが、F5.6まで絞るとその精細感はさらに向上しました。2021年に発売された比較的新しいレンズですが元を辿れば1950年代に設計されたレンズ。ただただその性能の高さに驚きます。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
天井まで続く本棚が圧巻のミュージアム。ストロボ撮影が禁止されている薄暗い館内ではスローシャッターで如何にブレを防ぐか腕が試されるシーンですが、Z fにはZ9より強力な最大8段分相当のボディ内手ブレ補正を搭載しているので容易に撮影ができました。どんなレンズでも手ブレ補正が効くというのはマウントアダプターを楽しむ私達にとっては本当にありがたい機能です。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:0.4秒 / ISO:160
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
ピント合わせの最中も瞬時にファインダー内で拡大表示できるので暗いシーンでのピント合わせもスムーズです。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
絞り開放で木漏れ日を狙うとフレアを纏う仕上がりに。時々見せるオールドレンズらしさがたまりません。
使い込んで癖が掴めるようになると、もっと好きになれそうなレンズです。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 

 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 

 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
レンズのピントリングを無限遠に合わせておくとロックがかかってしまうレンズですが、アダプターのヘリコイド部でもピント合わせが可能なおかげで、急に横切った水鳥の群れにも素早くピントを合わせることができました。無限遠ロックに慣れていない筆者にとってはアダプターのヘリコイドが重宝しました。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
明るい場所でたまに見せる周辺減光がノスタルジーさを加えてくれます。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
古い洋館の窓越しに見る木漏れ日のバブルボケも綺麗です。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 
ライカを使い始めて一番驚いたのが暗部の描写の綺麗さ。今回はニコンのボディにライカの再現レンズとの組み合わせですが、それと遜色ない描写力です。なにより透明感が凄いと感じました。
 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:100
使用機材:Nikon Z f + Light lens lab M 35mm F2 (周八枚) +SHOTEN マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用 ヘリコイド付き LM-NZ M EX

 

 


 
 

M型用レンズはコンパクトでアダプターを重ねても見た目はスッキリします。そしてなにより軽量であるのも嬉しいポイントです。
レンズカラーはシルバーの他にもブラックやサファリ、ゴールドなど様々なカラーが用意されていますので好みに合わせて選べるのも見逃せません。ただしいずれも数量限定での販売ですのでご注意ください。伝説のライカレンズが手軽に楽しめ、見た目もGood。おすすめの組み合わせです。
 
 

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