
【Canon】カメラの出番が劇的に増えた理由。常に付けっぱなしにしたい超軽量パンケーキレンズ。
連日のようにうだるような夏の暑さが続いており、重い機材を背負って撮影に出かけるのが億劫になりがちな季節です。
しかし、ふとした瞬間に訪れるシャッターチャンスは待ってくれません。
そんな時こそ、思い切って軽量なボディとレンズの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。
機材の軽快さがフットワークを軽くし、普段とは違う新たな視点や撮影の面白みをもたらしてくれます。
今回、そんな夏の街中スナップの相棒として選んだのは、Canonのフルサイズミラーレス「EOS R8」と、超薄型パンケーキレンズ「RF28mm F2.8 STM」という究極の超軽量セットです。

EOS R8のボディ単体重量は約461g。
そこに約120gのRF28mm F2.8 STMを組み合わせても、合計でわずか約581gにしかなりません。
これは、500mlのペットボトル飲料と比べても約80gしか変わらない驚異的な軽さです。
しかし、中身は決してエントリークラスに留まりません。
AF性能は上位機種である「EOS R6 Mark II」の高度な基本性能をしっかりと継承しており、コンパクトな見た目からは想像できないほど被写体を正確に捉え続けます。
また、28mmという焦点距離は、ストリートスナップで絶大な支持を集める高級コンパクトデジタルカメラなどでもお馴染みの画角。
広すぎず狭すぎず、目の前の光景を自然に切り取るのに最適なレンズです。

夏のとある日、郊外へ足を伸ばして撮影した1枚です。
青々と力強く育つ稲が風に揺れ、自然の空気が画面全体から伝わってくるような仕上がりになりました。
普段、都内のビル群に囲まれて働く筆者にとって、視界いっぱいに広がる緑の田園風景は非常に心地よく、目につくすべての被写体に無我夢中でカメラを向けたくなるような衝動に駆られます。

稲の穂にぐっと近づいての撮影も試みました。
Canonのミラーレスカメラの多くが採用している「バリアングル液晶モニター」は、このようなシーンで大活躍します。
地面に近い低いアングルから狙う場合でも、しゃがみ込んでモニターの角度を調整するだけで、無理な姿勢を取ることなく快適に構図を追い込むことができます。

さらに、RF28mm F2.8 STMの最短撮影距離は0.23m。
夏の象徴であるひまわりにも大きく寄ることができ、広角特有の歪みを活かしたダイナミックで面白い構図を作り出せます。
ピントを合わせた中央部の解像感は非常に高く、ひまわりの中心にある管状花の一つ一つまで緻密に描写されています。


F8までしっかりと絞り込んで撮影した木の幹のカットでは、画面全体にわたってカリッとした高い解像力を発揮し、樹皮の荒々しいディテールを余すところなく捉えています。

撮影の途中、ゲリラ豪雨を予感させるような黒く重たい雲が急激に広がってきました。
覗く青空と白い雲、そして不気味な黒い雲が織りなす空のコントラストが非常にドラマチックで、思わずシャッターを切りました。
28mmという広い画角のおかげで、肉眼で見たままの広大な空の広がりを1枚に収めることができ、直感的に「撮りたい」と思った瞬間にパッと構えられるレスポンスの良さが光ります。

普段は気にも留めない水辺の機械もカメラを持って撮影してみると良い被写体になります。

F2.8の絞り開放状態で木の幹にぐっと寄った写真も撮影しました。
28mmという広角レンズの性質上、望遠レンズのような大きなボケは発生しにくいものの、最短撮影距離付近まで被写体に近づけば、背景はしっかりと分離して美しくボケてくれます。
何より驚かされるのは、しっとりとした木の幹の質感描写です。
プラスチックモールド非球面レンズを採用した小型軽量レンズとは思えないほど、リッチで立体感のある写りを見せてくれます。


全体的に解像感も高く、パープルフリンジに関しても若干見受けられますが、作品作りにおいて気にするレベルではないと筆者は感じます。

車のフロントガラスに付着した雨粒なども、このカメラとレンズを通して見つめ直すことで、いつもとは全く違う新鮮な被写体へと変化します。
常にカメラに装着したまま、バッグの片隅に入れてどこへでも持ち歩けるコンパクトさ。それでいて、出てくる画はフルサイズならではの高画質と立体感。
RF28mm F2.8 STMは、「とにかく軽快に、でも写りには妥協したくない」という方に自信を持っておすすめできるパンケーキレンズです。ちょっとしたお散歩から日々の通勤、そして週末の旅行まで、常に持ち歩く日常の相棒として、あらゆる風景を鮮やかな思い出として残してみてはいかがでしょうか。
▼関連記事はこちら▼
|
|
|
|
|
|




