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【Nikon】Z f、Sマウントニッコールと晩秋

 

先日満を持して発売となった新型ミラーレスカメラ「Nikon Z f」。

おかげ様で大変ご好評をいただき、いまも多くのお客様にご予約をいただいております。

 

Z fの魅力といえば、オールラウンド的な機能もさることながら、なんといってもそのルックスです。

ヘリテージデザインとも呼ばれるそのフィルムカメラライクな外観は、

古くからのフィルムカメラユーザーから、リバイバルトレンドに敏感な若い方まで、

多くの方がグっとくるようなデザインに仕上がっているのではないでしょうか。

 

今回は、そんなZ fを試用する機会に恵まれたのですが、

せっかくZ fを使うなら、ぜひやってみたいと思っていた組み合わせを試すことに…。

どのような組み合わせかといいますと…以前、私は下記のような記事を執筆しておりまして

【私のお気に入り】復刻版・Nikon ニコニコニュース!!

Z fのクラシカルな外観に、絶対「ニコンSマウント」のレンズが似合うだろうな…と考えていました。

今回は、以前ご紹介した黒鏡筒のレンズではなく、

比較的リーズナブルなレンズの多いシルバー鏡筒のレンズで構成、ご紹介したいと思います。

 

 

まず全体のご紹介です。

今回ご用意したレンズは、ボディに装着されている「NIKKOR-H.C (S) 50mm F2」のほか、

画像左から順番に、「W-NIKKOR (S) 35mm F2.5」、「W-NIKKOR (S) 28mm F3.5」、「NIKKOR-P (S) 85mm F2」

以上の合計4本となります。

マウントアダプターには、フォクトレンダー製の「マウントアダプター ライカMレンズ/ニコンZボディ用(VM-Z クローズフォーカスアダプター) 」と、

Amedeo Muscelli(アメデオムシェリ)製 「マウントアダプター ニコンS/ライカM用」を重ねて装着しています。

 

ニコンSマウントのレンズは、おおむね、ライカMマウントのレンズと比較すると価格帯が比較的リーズナブルなものが多く、

上記のレンズたちについてもその例に漏れません。ニコンSマウントで初めて買うレンズとして、どれもおすすめです。

ただし、注意点として、同じSマウント内でも、ピント用ヘリコイドをレンズに内蔵している「外爪」と、

ヘリコイドを内蔵していないため、本来ボディ側に内蔵されたヘリコイドでピント合わせを行う「内爪」が存在しており、

この仕様により、内爪、外爪どちらのレンズも対応できるマウントアダプターはあまり存在しないことが、現代のカメラで使用するうえで、ネックとなっております。

マウントアダプターを使用すること自体が、ボディとレンズ双方にとって本来想定している使用の仕方ではないため、

ご自身の責任の範囲内で、よく調べてからお使いいただければと思います。

 

 

・「W-NIKKOR (S) 28mm F3.5」

以前執筆した記事でも、黒鏡筒のものをご紹介しました。

オルソメター型を採用するレンズで、使用している印象としては歪みが少なく、非常に扱いやすい広角レンズです。

上記の作例ではいずれも開放で撮影していますが、歪曲が極めて少ない一方、周辺減光が目立ちます。

これがスナップ撮影をした際のアクセントになって面白く、個人的に好きなポイントの一つです。

Sマウントレンズについては35mm未満の広角レンズの選択肢が少なく、この28mmを除くと、

大変希少でもっぱらプレミア価格な「NIKKOR.O (S) 21mm F4」か、同じく少々希少かつ、ヘリコイドがレンズ鏡筒外部に存在しないため、

ニコンSシリーズのボディ本体に内蔵されたギアがないとピント合わせができない「W-NIKKOR (S) 25mm F4」などしかありません。

そのため、中古市場において、多くのSマウントユーザーの現実的な選択肢の筆頭が、この28mmと言えます。

 

・「W-NIKKOR (S) 35mm F2.5」

 

ニコンSマウントでは、35mmの選択肢はいくつかあり、前回はW-NIKKOR (S) 35mm F1.8をご紹介しました。

W-NIKKOR (S) 35mm F1.8は開放では大変やわらかい描写をしており、これはこれで大変楽しいのですが

今回使用しているW-NIKKOR (S) 35mm F2.5は、開放から比較的芯のあるような描写をする印象です。

また、開放F値のさらに暗いW-NIKKOR (S) 35mm F3.5は、テッサー型のレンズ構成で、開放から硬調でシャープな印象である一方、

変形ガウスタイプの本レンズ、W-NIKKOR (S) 35mm F2.5は、開放では適度な立体感と、いい塩梅の柔らかさが魅力的です。

 

・「NIKKOR-H.C (S) 50mm F2」

35mmと同じく、50mmにもいくつかの選択肢があります。

いちばん市場で多く見かけるのは、ゾナータイプの NIKKOR-S (S) 50mm F1.4でしょうか。こちらは開放ではかなりやわらかい描写のレンズです。

また、同じ 50mm F1.4でも、ガウスタイプを採用したNIKKOR-S (S) 50mm F1.4 (オリンピック)あるいは

50mm F1.4 (S3リミテッド)もあり、前回使用したレンズはこちらでした。

また、もっと希少なレンズでは、NIKKOR-N (S) 50mm F1.1 なんていうものや、

F1.1ほどではないですが、あまり見かけないMicro-NIKKOR (S) 50mm F3.5なんてものもあります。

そんな中であえてNIKKOR-H.C (S) 50mm F2を選ぶ理由は何ぞやと問われると、

個人的には、価格帯もさほど高級ではなく、開放から柔らかすぎず、適度に立体感のある描写で使いやすいから、と考えています。

また、上記の作例であるように、虹色のフレアも出しやすいので、いわゆるオールドレンズ然とした写りも楽しみやすいのではないかなと思います。

 

・「NIKKOR-P (S) 85mm F2」

このレンズは、前回の記事では黒鏡筒のモデルを使用しました。

非常に個人的な感覚なのですが、やはり黒鏡筒より白鏡筒のほうが、開放で撮影した際にハイライト部でフレアが巻く印象を感じます。

ただ明確に根拠がないので、じっくりと比較して撮影してみたいところです。コーティングの違いなのでしょうか?気になります。

Sマウントの85mmといえば、言わずと知れたこのF2か、比較的希少なNIKKOR-S (S) 85mm F1.5があります。

後者は実は触ったことがありません…。どんな写りをするのか、とても気になっています。

さて、F2の描写ですが、前述したハイライト部の柔らかさ、なんとも言えない透明感が魅力的だと感じます。

背景が抜けている写真や、アウトフォーカス部に点光源が多くある撮影などにお勧めです。

これからのイルミネーションの季節にも、とても合っていると思います。

 

・「Z f」と使ってみて

もともと、ニコンZマウントでは、レンズ情報を手動設定する機能や、

それをもとにボディ内手振れ補正を効かせることができ、オールドレンズとの組み合わせにお勧めしやすかったのですが、

Z fはそのルックスも相まって、マウントアダプターを介した撮影をする場合の、かなり有力な選択肢になるのではないかと感じています。

個人的な見解も混じりますが、ニコンZマウントのカメラは、ハイライトからシャドーに至るまでの色づくりがかなり素直な感じがして、

ニコンの味付けが入っていながらも、なんだか見たままに忠実な画を出力してくれる印象があり、オートホワイトバランスも一定の信頼がおけると感じます。

また、EVFも、スペック上ドット数が他社と比較してきわめて高いといったことはないのですが、

接眼レンズに至るまでの光学系がとてもよくできている為、スペック以上に見やすいと感じます。

そして、Z fの特徴といえる物理ダイヤルで構成された軍幹部は、ビジュアル面での格好良さもさることながら、

特にフィルムカメラなどを頻繁に触る方にとって、直感的な操作のアクセスに寄与していると感じました。

上記をまとめると、気合が入った余所行きの写真を撮るぞ!という心持で臨むというよりかは、

どちらかというとラフに、カジュアルに写真を撮りたいシーンにおいて、唯一無二の性能を発揮できるのではないか、というのが私の感想です。

 

以前、高精細な写真を撮ることが自分の写真の本懐だと考えていたことがありました。

いまもたまに、そのようなどこまでも情報量のある写真を撮りたい気持ちになることも、もちろんあります。

素晴らしいスペックの機材たちを追いかける一方で、すこし追いかけることに疲れ立ち止まったとき、

往年の美しいカメラやレンズたちがふと目に留まり、彼らを少しでも使いたいという気持ちがあふれるようになりました。

Z fは、その人の個性ととも、日常の断面を記録するのに、うってつけのカメラだと考えます。

多くのご予約をいただいている為、ご用意にはお時間を頂戴しておりますが、

この記事が、ニコンユーザー、もしくはこれからニコンユーザーとなる方にとって、ご参考の一助となれば幸いです。

 

 

■今回ご紹介したカメラ↓

 


■Z fに組み合わせている新品アクセサリー↓

 


■今回ご紹介した中古商品↓


[ Category:Nikon | 掲載日時:23年12月05日 18時00分 ]

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【CONTAX】使ってみようオールドレンズ。Planar T*85mm F1.4 AE

カメラをされている方ならば、この単語を耳にしたことがあるかと思います。

―オールドレンズ―

かくいう私もいろんなレンズを試す中でオールドレンズに興味を持った一人です。
今回はオールドレンズの魅力を皆様にお伝えすべく、様々なオールドレンズがある中でこちらを選んでみました。

レンズ:CONTAX Planar T*85mm F1.4 AE Germany

ボディ:SONY α7IV ILCE-7M4

マウントアダプター:RAYQUAL ヤシカコンタックスレンズ/ソニーEボディ用

クリスマスも近付き街も色付く中、イチョウ並木を目指して渋谷から歩いてみました。
普通に歩くだけでも30分以上かかる道のりでしたが、この日は晴れていたのでいい撮影日和でした。

今回は作例と共にオールドレンズの良さを感じて頂ければ幸いです。

F値:F1.4
F値:F1.4

街中を歩きながら撮影していたのですがショーウィンドウの中もクリスマスに向けて彩られておりとても綺麗でした。

こういったガラス越しの撮影だとオートフォーカスが迷ったり、思ったところにピントが合わないこともありがちですが、そもそもマニュアルフォーカスなので自分の思うところピント合わせができ、撮影に集中できるメリットがあります。

F値:F1.4

こちらのレンズは電子接点がないのでフォーカスリングを回すだけではピント拡大が行われません。
なので、個人的にはシャッターボタンの近くにあるカスタムボタンのC2にピント拡大を割り当てるのをオススメします。

こちらの設定をする事により撮影時の操作を人差し指のみで行えますのでスムーズな撮影を行う事ができます。
是非お試しください。

F値:F1.4
F値:F1.4
F値:F1.4

お目当てのイチョウ並木に辿り着く前にいい紅葉を見つけたので歩道橋の上から撮影をしてみました。
こちらのレンズは85mmという中望遠と、F1.4という開放F値により主題を浮き上がらせることができます。

筆者の大好物な写真です。

F値:F1.4
F値:F1.4
F値:F1.4

続いてこちらはオールドレンズらしい描写の写真です。

昨今のレンズでは基本的に逆光耐性が強くコントラストがしっかり出る傾向にあります。

性能が良いのは間違いないのでオススメではありますが、このようなハレーションとゴーストの合わせ技はオールドレンズならでは表現ですのでこちらの写真に魅力を感じた方はオールドレンズを是非使って頂きたいです。

絞り:F5.6
F値:F1.4

歩いているとお花を見つけましたので逆光で撮影しました。

1枚目の写真はF5.6まで絞り、2枚目の写真は絞り開放です。

1枚目の写真で開放時は全体にハレーションを起こしていたのですが、絞ると中心のみに色付いたハレーションが発生して面白い表現が出来ました。
このような表現は現代レンズではまず見られないでしょう。

2枚目の写真は家と家の隙間から差した光が上手く花のみに当たってくれていたので明暗差の出たいい写真が撮れました。
この写真は今回撮影した中でかなりお気に入りの写真です。

絞り:F8
絞り:F2.8

ついにイチョウ並木に到着しました。

撮影当時はまだ完全には紅葉しておらず残念ではありましたが圧巻の風景でした。

絞りは1枚目がF8、2枚目がF2.8です。
どうしても開放だと甘めの描写になりますがF2.8まで絞るとかなりシャープネス感が増し、描写力が非常に増します。
このように絞りで大きく描写の変わるというのもオールドレンズの魅力かと思います。

F値:F1.4
F値:F1.4

この日は平日だったのですが観光客の方々も訪れていてたくさんのカメラユーザーを見かけました。

マニュアルフォーカスの大変さをこのショットでは痛感しましたが、しっかりピント合わせができたと自分を褒めていこうと思います。

そしてこの時もカスタムボタンのC2に割り当てたピント拡大を使いました。
C2ボタンに大感謝です。

F値:F1.4
F値:F1.4

次は地面スレスレ枯葉ショットです。

被写界深度の浅さにより主題が際立つのでついつい枯葉を見つけると地面スレスレ撮影をしてしまいます。
このような場面ではチルト液晶もいいですが、α7Ⅳのようにバリアングルだと縦アングルでも撮影しやすいのでオススメです。

ちなみに2枚目の写真は芝生の上に落ちていた落ち葉を撮りました。
逆光で撮影するとこのようなたくさんの玉ボケで包むことが出来ますので是非お近くの芝生で試してみてください。

絞り:F8
F値:F1.4

1枚目は最短撮影距離1mからF8に絞り光芒を発生させてみました。
葉の隙間や端から見える太陽を狙ってあげると光芒が出やすくなります。

2枚目のような絞り開放でもいい雰囲気の光の漏れ方をするので皆さんがお持ちのレンズでもどんな写りをするのか是非試してみてください。

最後にこのレンズの特徴について触れたいと思います。
こちらは「手裏剣ボケ」と呼ばれています。

F1.4・・・円形絞り

F2~4・・・手裏剣型

F5.6~16・・・8角形(絞り羽根枚数:8枚)

このように絞り方により様々な顔を見せてくれます。

F値:F1.4

ここまでたくさんの作例を見て頂きましたがオールドレンズの魅力は伝わりましたでしょうか。
CONTAX Planar T*85mm F1.4 AEの実力もありますが筆者自身はしっかり虜になりました。

我が家のレンズ家族に加えようか検討中です。

SONY Eマウント用のマウントアダプターは様々なメーカーからたくさん出ていますので皆さんも是非オールドレンズの世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

 

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[ Category:etc. SONY | 掲載日時:23年12月05日 18時00分 ]

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【Leica】M11で味わう憧れのノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.

【Leica】M11で味わう憧れのノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.

本格的に寒さを感じる季節になりながらもまだ紅葉が楽しめる季節。
秋の昭和記念公園を『Leica M11』と『ノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.』で撮影して参りました。
ノクティルックスといえば開放F0.95の明るさが強味でありライトアップ期間に訪れたため
写真は全て絞り開放F0.95でJPEG撮って出しで撮影しています。

駅の改札を出て公園入場前に目についた夕暮れのススキが映えていたので撮影しました。
絞り開放かつ最短撮影距離付近で撮影しているのでピントが紙のように薄く
ピントの位置をより意識して撮影する必要があります。合焦面は硬すぎず軟らかすぎず絶妙な解像感です。

ピント面から前後が素直にアウトフォーカスになり開放F0.95でも被写体の人物を立体感と解像感で写し出します。
カメラのカラー設定はスタンダードモード、ホワイトバランスは晴天に変え温かみを演出していますが
Leica M11が作り出す自然な色の描写で人物の服の色もハッキリと識別できる1枚となりました。

絞り開放時の玉ボケの描写が見れる1枚。
ボケの輪郭に目立った色付きは感じないものの拡大すると非球面レンズを使ったレンズ特有の小さなリングが玉ボケの中心部に見受けられます。
設計が古く球面レンズのみで作られた時代のノクティルックスと好みで使い分けができそうです。

1枚目はオートホワイトバランスをで撮影し、2枚目は晴天モードで撮影しました。
目で見たままだと1枚目が実際の色になりますが冷たい色の仕上がりとなるので
筆者としては2枚目のウォームトーンを出した写真の方が紅葉らしく好みです。
ライトの輪郭に紫の色収差が出ていますが、大口径レンズの開放付近ではありがちで
アポクロマート補正が入ったアポノクチルックスが出たらどんな大きさとお値段になってしまうのかと夢想してしまいます。

足元を照らす強い光源をあえて画面に入れて逆行の描写を見てみました。
画面の隅に出やすい気になるゴーストや画面全体がフレアっぽくなることもなく
大きく綺麗な円型の逆行描写が写真に独特の雰囲気を出すことができました。
絞り開放はピントが浅いですがバチっと決まった時の人物の線が細く自然に解像する様には驚きます。

暗いシーンが多い夜間撮影では開放F0.95の明るさとライブビューが頼りになります。
手前の人物2人にフォーカスをあわせることで左手の3人と画面奥の紅葉のライトアップが
良い引き立て役になり雰囲気が感じられる1枚が撮影できました。

都会の道端に落ちていたどんぐりをたまたま見つけ、新鮮に感じ撮影した1枚。
どんぐりの皮の滑らかな質感が伝わり無数に落ちている様が新たな生命の息吹を思わせます。
Leica M11のフルサイズセンサーとノクチルックスの自然なボケ味と解像感は何気ないものでも
ついシャッターを押したくなる魔力を秘めています。

いかがでしたでしょうか。
M型レンズは味わい深いオールドレンズから非球面レンズを使った現代のレンズまで数多くの種類があり、
なかでも50mmの焦点距離は明るさの種類も豊富で気が付いたら防湿庫に50mmが何本もいた、という方も多くいらっしゃると思います。
今回使用した『ノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.』は現代レンズの中で常用できる決め打ちの1本で
持ち出す頻度が多くなるほど撮影者の技量も上げられ、素敵な瞬間を切り取れる可能性が増えることを感じさせられました。


[ Category:etc. | 掲載日時:23年12月05日 13時00分 ]

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マクロで切り取る-総集編-

普段目にしている世界とちょっと違った世界を楽しめるマクロレンズ。
本ブログではスタッフおすすめのマクロレンズをご紹介させていただきました。
今回は総集編をお送りいたします。

レンズ名を押していただくと、その記事に飛びますので気になるレンズがあった方は是非ご覧ください。

———————————————————————————————

Vol.1【FUJIFILM フジノンXF30mm F2.8 R LM WR Macro】

コンパクトながら等倍マクロである本レンズは最短撮影距離が10cmでぐっと被写体に寄ることができます。


Vol.2【Voigtlander MACRO APO-ULTRON 35mm F2 X mount】

【Voigtlander】マクロで切り取る-2-

クリアで鮮明な写りを堪能できます。サイズ感もコンパクトで取り回しも良く、標準レンズとしてもおすすめです。


Vol.3【PENTAX HD DA35mm F2.8 Macro Limited】

色乗りが良く高い解像力を持つレンズです。AFで合わせたのちに微調整できる「クイックシフト・フォーカス・システム」も便利です。


Vol.4【Nikon NIKKOR Z MC 50mm F2.8】

ススキ

S-Lineではないものの、ピント面のシャープさ、美しいボケ感のレンズです。小型軽量設計なので、フルサイズボディはもちろん、APS-Cのボディにも最適です。


Vol.5【Carl Zeiss Milvus 50mm F2 M ZF.2】

ミラーレスが主流になり、MFのレンズがより使いやすくなったと感じる方も多いのではないでしょうか。MFでピントを追い込んでいくことを楽しめる1本となっております。


Vol.6【SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO】

Artラインらしい解像感を得られるレンズです。ボケ感も非常に滑らかで思わずうっとりしてしまいます。


 

Vol.番外編【RICOH WG-80】

マクロ機能の付いたコンデジです。RICOHのWG-80は他のコンデジとは違い、「デジタル顕微鏡モード」を搭載しています。明るさ調整のできるLEDライトが付いていて撮影の幅を広げることが可能です。

Vol.7【SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM】

2011年発売のレンズですが、現行レンズと比べても見劣りしない描写力です。薄暗い水族館の中でもクラゲの質感を正確に捉えています。

———————————————————————————————

「マクロで切り取る」は今回の総集編で最終回とさせていただきます。
普段見ている世界を違う角度で切り取ることのできるマクロレンズ。是非皆様もお楽しみください。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander FUJIFILM Nikon PENTAX & RICOH SIGMA | 掲載日時:23年12月04日 15時00分 ]

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【SONY】α7IIIと秋を感じにちょっとそこまで

とある休日、近所の公園を散歩してきました。

この日のお供は人気のミラーレスカメラα7III とCarl Zeiss Batis 40mm F2 CF の単焦点レンズを組み合わせて持っていきました。

自然の地形を活かした公園で、丘の上にある広場の下には弥生時代後期から古墳時代後期の集落が眠っています。

ちょうど紅葉の時期で色とりどりに染まった葉が迎えてくれました。

午後の柔らかい日差しを感じながら、公園の中を進みます。
軽量なα7III とCarl Zeiss Batis 40mm F2 CFの組み合わせは、画角も使いやすくお散歩にはうってつけです。

谷筋にそって小さく水の音を立てながら、小川が流れていました。

足元には落ちた葉が広がり、午後の光を浴びています。時折吹く風に落ち葉が音を立てながら揺れます。

Batis 40mm F2は最短24cmまで寄ることが出来るので、葉っぱに近づいて撮影してみました。
この近接能力もBatis 40mm F2 CFの魅力です。

尾根の上に道が整備され、木々の間に光が降りてきていました。静かな道を楽しみながら公園を後にしました。

お気に入りのカメラとちょっとそこまで、秋を感じに出掛けてみませんか。

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[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:23年12月03日 17時00分 ]

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あたらしいフィルム、HARMAN 「Phoenix 200 」発売!

あたらしいフィルム、HARMAN 「Phoenix 200 」発売!

今回ご紹介するのはHARMAN Phoenix 200です。
HARMAN Phoenix 200 はHARMAN Photo によって初めて製造された、C41 / CN16 処理で現像が可能な ISO 200のカラーネガフィルムです。
こちらのフィルムは自社で一から製造したものとなっており、創造と再生を表すフェニックスの名を冠したフィルムとなっています。
まさにHARMAN Photoの新しい時代の幕開けを表すフィルムです。

フィルムネガは黄土色っぽい色をしています。
新たに生産をはじめたHARMAN Photoのフィルムの特徴ともいえます。

早速CONTAX T3につめて写真を撮影してみましたのでご覧ください。

まず撮影に訪れたのは海、冬の濃いブルーを狙いました。
強めの粒状感、高コントラストが特徴的なフィルムです。
明るさの差が激しいシチュエーションだとパキッとしたドラマチックな印象になります。

かなりきれいな二等辺三角形の石を発見、右から差す陽射しに対して陰影がしっかりと出るフィルムであると感じました。

左側に写る車のフロントガラスに反射した光がハレーションを起こしています。
強い光が当たった部分にこのような効果が出るのもこのフィルムの特徴の一つです。
色調は違いますがCinestill 800Tのようなじんわりとした光のにじみがきれいです。
撮影した写真にもこの効果が表れていたものがありましたのでご紹介します。

撮影した写真の中でも個人的に驚いた一枚。
陽の当たっている白い石がハレーションを起こして印象的です。

このハレーションですが、個人的には写りに対してマイナスになるという感じはなく、写真をより印象的に仕上げてくれるようなものだと感じました。
こういった普段予期しないところに現れる魅力的な効果はデジタルにはないフィルムを使う楽しみの一つだと感じます。

直射日光に当たらない場所ではコントラストがありつつも、しっとりとした柔らかな色合いになると感じました。

対して十分に太陽の光を浴びているシチュエーションだと明るくはっきりとした写真に。
様々な写りを楽しめるフィルムだと感じます。

 

風に揺れる赤く色づいた葉、ハレーションの効果もあり、かなり濃い赤になったように感じます。
FUJIFILM VELVIAシリーズなどに代表される色鮮やかなポジフィルムの赤とはまた違った色で新鮮でした。

今回は秋らしい景色を撮影してみましたが、春や夏、そして雪の降る冬などはどんな写りになるか試してみたいと思いました。

偶然起こる印象的なハレーション、そしてコントラストが高く、それでいて粒状感のある質感、今までにないフィルムが登場したのだと確信しました。
何でもない日常を豊かにしてくれるかもしれません。
旅行やお散歩、ポートレートなどいろんなシチュエーションの撮影で楽しむことができるフィルムであると思います。
適正露出で撮影すると本当にドラマチックな写真に仕上がるため、しっかりと露出の設定が可能なカメラと一緒に使うのがおすすめです。

ぜひお手元に手のひらサイズのフェニックスを!

↓今回使用したフィルムはこちら↓

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[ Category:etc. | 掲載日時:23年12月03日 14時12分 ]

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【イルミネーションの撮り方】光を活かす美しいイルミネーションの撮り方やおすすめ機材をカメラ専門店スタッフが動画で紹介します!

【イルミネーションの撮り方】光を活かす美しいイルミネーションの撮り方やおすすめ機材をカメラ専門店スタッフが動画で紹介します!

今回のテーマは「イルミネーションの撮り方」です。
イルミネーションの光を活かした撮り方、ポートレート撮影やフィルターを使った撮影方法に加えて、より撮影が楽しくなるようなレンズの選び方などをカメラ専門店スタッフが実地撮影を行いながら解説します。これからの季節に撮りたくなる冬の風物詩。この動画を参考に色々な撮影にチャレンジしてみて下さい。

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:51 イルミネーション撮影の注意点
01:47 さっそく撮影していきます
06:10 ボケを活かした撮影
07:58 望遠ズームレンズを使って撮影
11:57 今回の使用バッグについて
13:26 ポートレート撮影
14:33 BLACK MIST フィルターを使って撮影
16:01 1日を振り返って
17:15 エンディング

 気軽に使えるカメラで撮影

最初にご紹介するカメラは『OM SYSTEM OM-5』です。さまざまな撮影シーンで安心して使える防塵・防滴・耐低温性を備えているミラーレス一眼です。使用しているレンズはキットレンズとしてセットになっている『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』で、広角から中望遠までを1本で撮影可能です。

OM SYSTEM OM-5 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

OM SYSTEM OM-5 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

片手でもすいすいと撮れてしまうのは、ボディの軽量さと強力な手ブレ補正の恩恵です。

OM SYSTEM OM-5 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

 ボケを活かした撮影

続いては、イルミネーション撮影で美しい1枚を撮影するための「ボケの活かし方」をご紹介します。高い描写性能とLUMIX初の像面位相差AFの両立を実現した、オールラウンドなフルサイズミラーレス一眼『Panasonic LUMIX S5II』に、2種類のレンズを組み合わせてそれぞれの方法を実践しています。

まずご紹介するのは標準単焦点レンズでのボケの活かし方。使用するレンズはキットレンズにも選ばれている『Panasonic LUMIX S 50mm F1.8』です。オススメの画角や、失敗しないためのシャッタースピードなどをお話ししています。

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S 50mm F1.8

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S 50mm F1.8

続いては望遠レンズで美しいボケを作る方法です。使用したのは『Panasonic LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.』です。“PRO”を冠する大三元望遠ズームで、レンズ内手ブレ補正も強力とあって今回の撮影にぴったりの1本です。玉ボケを活かす構図の作り方などを解説しています。

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.

圧縮効果を使って画面いっぱいに玉ボケを入れ込んでみると、光の密度が高い幻想的な1枚を撮影することが出来るので是非挑戦していただきたいです。

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.

 今回の使用バッグについて

今回の撮影では、マップカメラで取り扱いを始めた『Porter Classic NEWTON』シリーズのリュックをカメラバッグとして使っています。

カメラバッグにおすすめしたい理由は高品質な布団でおなじみ「西川株式会社」と共同開発した肩ストラップ。機材や荷物の重みをかなり軽減してくれます。

 イルミネーションとポートレート撮影

撮影もクライマックス。最後に、イルミネーションを活かしたポートレート撮影を行いました。

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S 50mm F1.8

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S 50mm F1.8

プラスαの要素として「marumi MAGNETIC SLIM BLACK MIST」を使用しました。マグネットで付け外しも簡単・便利なアイテムです。シャドウを持ち上げてふわりとした雰囲気を纏わせてくれるので、ポートレートだけでなくイルミネーション撮影全般でおすすめできる逸品です。

Panasonic LUMIX S5II + LUMIX S 50mm F1.8 + marumi MAGNETIC SLIM BLACK MIST 1/4

光の魔法とも呼べる美しいイルミネーション。また、今回の動画は夜景撮影にも役立つ部分が多々あると思います。
動画内ではここでご紹介しきれなかった写真や、撮影風景、詳しい解説をしておりますので、是非ご覧いただけますと幸いです。
今回ご紹介した商品が「気になった!欲しい!」という方は、高評価・チャンネル登録もよろしくお願い致します!

【動画内で使用した商品はこちら】

[ Category:YouTube | 掲載日時:23年12月02日 18時32分 ]

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【Canon】単焦点レンズでいろどり散策

【Canon】単焦点レンズでいろどり散策

アウターなしで過ごせる小春日和に、カメラを手に散歩へ出かけました。
最近ようやく朝晩が冷え込んだためか、木々の紅葉が始まっていました。

公園内に小さな滝があり、水量は多くないものの穏やかに流れる滝をどうにか手持ちでも写したいなと、

タッチシャッターを使用し、スローシャッター時のブレを最小限に抑えて撮影をしてみました。

 

小径を歩いていた際にふと上を見上げると、小さな丸い葉っぱが色づき始めていて

奥の大きな銀杏の木との色合いがとてもきれいです。

 

 

もみじもまだ瑞々しい緑の葉と、紅葉しだした葉が混ざり合いカラフルでした。

 

 

カメラとレンズを組み合わせても500gちょっとと、とても小型軽量な組み合わせのため、

空に向けて手を伸ばし撮影をしても重さに疲れることなく、夢中でシャッターが切れました。

 

 

[ Category:Canon etc. | 掲載日時:23年12月02日 16時00分 ]

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Bird Shooting【09:150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD Vol.2】

Bird Shooting【09:150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD Vol.2】

今年の8月にNIKKOR Z 180-600mm F5.6-6.3 VR、10月27日にはNIKKOR Z 600mm F6.3 VR Sが発売され、Nikon Zマウントの望遠レンズのラインナップも充実してきました。
本シリーズの08でもご紹介しました、TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXDですが、Nikon Zマウントも10月31日に発売されました。
そこで今回はZマウントのレンズを使用してみることにしました。

結論から申し上げますと、Z9で快適に使用できる素晴らしいレンズでした。
恐るべしVXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)のAFモーターでした。

今回出会えた野鳥たちをご紹介します。

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/800 – F6.7 – ISO800 – 500mm

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/800 – F6.7 – ISO4000 – 500mm

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/800 – F6.7 – ISO1400 – 500mm

今回は2箇所公園を訪れました。
どちらも初めて訪れる所で、2箇所ともとても広く、そのうちの片方はおすすめコースを1周すると約2km。
筆者に撮影に意識を向けながら公園を1周できる体力はありませんので、池があるエリアを中心に回りました。

たくさんのマガモとカルガモがお出迎えをしてくれたので、マガモは逆光で緑が綺麗な時に1枚。
カルガモは羽を伸ばしてくれた時に1枚、それぞれ収めることができました。
撮影している途中にコツコツと音がしましたので、上を向いてみるとそこにはコゲラがいましたので、特徴的な背を撮影しました。

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/1250 – F6.7 – ISO1400 – 750mm(DX)

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/1250 – F6.7 – ISO12800 – 500mm

他にも道中歩いていると様々なさえずりが聞こえてきたので、足を止めてみると筆者の大好きなメジロがいました。飛んでいくまでずっと連写していました。
飛んでいった後に振り返った先にはキセキレイもいましたのでそこでも1枚。

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/800 – F6.7 – ISO9000 – 500mm

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/1250 – F6.7 – ISO11400 – 500mm

今回は飛ぶ宝石のカワセミに出会えました。
Nikonボディを使用する際は、3Dトラッキングのオートエリアに被写体野鳥指定、連写はH20で撮影を行いますが、今回はC120を使用してみました。アップデートで搭載されていたことは知っていましたが、機能を使用するのは初めてです。
正直に申しますと、この機能のおかげで2枚目の写真が撮れました。

Nikon Z9 – TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
1/1250 – F6.7 – ISO12800 – 500mm

プリ記録時間を1秒に設定し、半押しでカワセミを捉えた状態で待ち続けていましたが、全押しで反応できたのはこの時ぐらいだったと思います。
ご愛用の方からしたら今更かと思いますが、これをプレビューで見た時には驚きました。
とても感動はしましたが、被写体までの距離は遠くISOもかなりあげての撮影で少しノイジーになってしまったので、またこの組み合わせでリベンジしてみたいと思います。
他にもマヒワやアオジにも出会いましたが日陰の暗い所でしたので、撮影できたもののディテールが潰れてしまったので今回は割愛しました。

野鳥の動きにまだまだついていけない筆者ですが、このレンズとZ9の組み合わせは撮影の成功率を高めてもらいつつ、機動性に優れた素晴らしい組み合わせを体感することができました。

 

[ Category:Nikon TAMRON | 掲載日時:23年12月02日 15時30分 ]

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【SIGMA】マクロでめぐる植物園


動物園にいくなら望遠レンズですが、水族館や植物園にいくならマクロレンズだと思います。
動物園よりも、より近くに接近できるためマクロレンズを持っていきたくなります。
今回もマクロレンズを持ってお出かけしました。
出かけた先は、植物園。植物園だけでなく、水族館も併設されている一粒で二度おいしい、といった素敵な施設です。
お供は、SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACRO。「カミソリマクロ」と名高いレンズです。
ボディは迷いましたが、α7RV。水族館の場合、画素数が高いと高感度撮影でのノイズが少し不安ではありますが、植物園がメインのためそこまで高感度では撮影しないだろうと思いましたのでこちらを選びました。
さらに、AIプロセッシングユニット搭載のカメラのため高精度なAFを期待して選びました。


水族館でよく見るスケルトンの魚です。
トランスルーセントグラスキャットという名前だそうです。
長いひげが特徴的だと思っていましたが、東南アジア原産のナマズの仲間と知って納得です。
ナマズなので肉食らしいですが、この体でご飯を食べた時にどうなるのか興味がわきます。


ゆらゆら泳ぐ熱帯魚は、優雅に見えますが思っていたより泳ぐスピードが速く構図を考えてのんびり構えていると、目の前をどんどん鮮やかな魚たちが泳いでいき、どの魚を写真に撮るか目移りしてしまいます。
もてあそぶような熱帯魚たちが奥に去っていくと、ぬっと大きい魚が現れました。色は虹色ではありませんが、昔よく読んだ絵本の魚に似ていてこの魚の写真を撮りたいと思いました。
α7RVもすぐにピントを合わせてくれます。
フォーカスエリアは、拡張スポットを選びました。こちらは、[スポット]の周囲のフォーカスエリアをピント合わせの第2優先エリアとして、選んだ1点でピントが合わせられない場合に、この周辺のフォーカスエリアを使ってピントを合わせるエリアモードとなります。
動きの不確かな動物などを撮影する時に、およそのピント位置だけ選択しておけばその周辺にうごいてもピントを合わせてくれる便利なモードのため、重宝しているエリアモードです。


水族館エリアに別れをつげ、いよいよ植物園に足を踏み入れます。
インドネシアの伝統的な家屋が中央にあり、ベンチも見えたので一休みしようと中に入ってみました。
家屋の中にはゲージがあり、ヘビがいました。
テングヘビという名前のようです。ぴょんと飛び出した角がテングの鼻のようだからだと思います。
ベトナムや中国で生息しているようです。
ヘビの鱗の一つ一つが細かくハッキリ描写され、解像度が高いレンズと言えます。


テングヘビの隣には、トッケイヤモリが張り付いていました。
東南アジアでは良く見るヤモリで、夜になると「トッケイ、トッケイ」と鳴きます。
目がクリクリしていてとても可愛いです。
頭から尻尾まで写し込みたかったので縦構図で挑戦します。
α7RVはグリップが深く、握り込みがしっかりとしているため、カメラを縦に構えた時でも安定して構えることが出来ます。
前ボケはざわざわとしていながらトッケイのぶつぶつ感はシャープに写っています。


マクロレンズを持っていると一枚はとりたい接写です。
こちらは等倍マクロです。
葉っぱのするどさも相まって「カミソリマクロ」を体現した一枚となりました。


SONYと聞くと「色味が青みが強い」「見た通りの色味にならない」そんなイメージがありました。
しかし、それは昔の話。確かに、2010年代前半に発売されたボディなどではそのような傾向があるかもしれません。
α7Ⅲ以降発売されたカメラは全くそのようなことが無く、新しいボディになるにつれて鮮やかな発色なっていく傾向が感じられます。
この葉っぱの一枚も緑が鮮やかです。


食虫植物です。自らいい香りをさせることで虫をおびき出します。
食虫植物にはいくつか種類があり、落とし穴になるタイプや葉っぱが動いて挟み込むタイプなどがあります。
手を挟まれたくなかったので手を入れることはしませんでしたが、とげが柔らかいように感じられます。



明るいピント面以外は柔らかい光をうまく捉えてくれるレンズです。
口径食も出ていますが葉脈のくっきり感をみても美しい描写をしてくれます。
上の花はチャンパーの花。ほのかな香りがしました。
下の花はイランイランの花。甘い香りが特徴的な花です。
花の香りに誘われるようにふらふらと近寄って写真をとります。
やはり、植物園にはマクロレンズです。



[ Category:SIGMA SONY | 掲載日時:23年12月01日 17時00分 ]

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【Voigtlander】NOKTON 50mm F1をRFマウントで楽しむ

2023年10月に発売されたVoigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mount。NOKTON 50mm F1はライカM用、ニコンZ用が既に発売済みでしたが、待望のキャノンRF用もラインナップに加わりました。今回はRF用のレンズをCanon EOS R6 MarkⅡに装着して、写真を撮りに出掛けてきました。

Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mountはコシナ初の電子接点付きのレンズです。Canon EOS Rシステムのボディと組み合わせて撮影することで「Exif情報」「ボディ内手ブレ補正(3軸)※搭載機種のみ」「3種類のフォーカスアシスト機能(拡大表示、ピーキング、フォーカスガイド※RPを除く)」に対応しているので純正レンズと同じように撮影することができます。

せっかくの明るいレンズなので、F1開放にしてシビアなピント面を追い込んでいきます。最短撮影距離は0.45mです。黄色のバラの写真は最短距離で撮影してみました。花の中心から、とろけるような柔らかなボケが広がっています。

こちらは日を改めて別の日の写真です。着物好きの友人と写真を撮りつつ、お出掛けをしてきました。被写体からある程度距離をとっても、しっかりと立体感のある描写をしてくれます。

こちらのレンズは大口径ということもあり、開放で撮影すると周辺減光が目立ちますが、夕暮れの時間帯に写真を撮ってみると周辺減光があることによってシネマティックな雰囲気になりました。それでも周辺減光が気になる場合には、軽く絞ると解消されます。

また、開放F1で明るい場所で撮影をすると高輝度部にパープルフリンジが発生することがあります。上の横顔の写真でもわずかにパープルフリンジが発生しています。本記事で掲載している写真はすべてJPEG撮って出しでレタッチ等は行っていませんが、気になる場合はフリンジ除去のレタッチをした方が良さそうです。

最後に少し絞って夕景を収めてみました。

今回Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mountを使っていろいろなものを撮り歩いてみましたが、感想としては撮っていてとにかく楽しいレンズです!F1で撮影しているとやはり見えてくる世界が変わってくるので、自分が想像した以上の写真が撮れました。

本記事の冒頭で電子接点付きレンズなので純正レンズと同じように撮影できると書きましたが、写りは純正とは違った個性的な写りで撮影者を楽しませてくれます。クリーンな写りではなく、一癖ある写りがお好きな方にオススメしたいレンズです。

 

 ↓今回使用した機材はこちら↓

[ Category:Canon Carl Zeiss & Voigtlander | 掲載日時:23年12月01日 11時06分 ]

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【Nikon】Z6IIと春夏秋冬を巡る ~夏~

季節は巡る。
残暑が長引くかと思えば、一転して秋そして冬へとまっしぐらな今日この頃。
早いことに春夏秋冬もあと少しとなりました。

そして発売から3年目を迎えたNikon Z6II。
写真も動画もオールラウンダーとして何でもこなせるフルサイズミラーレス機です。
彼もまた共に四季を巡ってまいりました。

春夏秋冬をNikon Z6IIと巡る旅。

今回は『夏』編です。

夏の被写体というと何を思い浮かべるでしょうか。

夏ならではと言えばやはり新緑の景色は外せません。
光合成をするべくたくさんの葉緑体が葉っぱに作られ木々が青々としてきます。
また、夜も冷え込まないので夏の夜空を彩る花火大会や星空、天の川も良いものです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR

Nikon Z6II + FTZ + Carl Zeiss Milvus 21mm F2.8 ZF.2

新緑を追い求めて。
日を追うごとに日差しが強くなり気温が高くなる季節。それに合わせて葉っぱに含まれる葉緑体が増え、緑の色彩が深まっていきます。
富士山は冬の雪をかぶった姿とは一変します。富士山を描くと雪の白と山体の青で描かれることの多い富士山ですが、積雪がないと山体は5合目辺りの森林限界までが緑で、そこから頂上までが赤茶色のような色をしています。赤茶色の正体は、富士山表面に存在する赤鉄鉱の石です。溶岩が流れたときに表面が空気に触れて、空気中の酸素により酸化されこのような石を生み出したのです。
富士山周辺には森林限界を持つ山が少なく、周辺の山々と異なる様子は独立峰ゆえの雄大さを感じることができます。

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

Nikon Z6II + FTZ + Carl Zeiss Milvus 21mm F2.8 ZF.2

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-30mm F4 S

緑と一括りに言っても実際には様々な緑で埋め尽くされています。フルサイズFX フォーマットの『Z6II』はダイナミックレンジが広く、豊かなグラデーションをそのままに写真にすることができます。真夏のジメジメした空気感や台風一過のカラッとした晴れ空、突然の雨や雷などに左右されず、しっかりとした色乗りで見たままの光景を切り取ることができるのです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

Nikon Z6II + NIKKOR Z 40mm F2

植物が生い茂ることでそれらを餌にする生物や環境も豊かになってまいります。
あるものは夏に日本へ渡ってきたり子育てをしたり、故郷へと遡上をしたり様々です。
もちろん生き物ですから生き死にはありますが、他の季節に比べるとまだ生き死に直結することが少なく見え、どこか余裕を感じることができます。
そういう時にしか見られない顔や行動はどこか悠々としており、それはそれで惹きつけるものがあります。
湖面周辺の木々の色が水に溶け込みそこをスーッと横切るカルガモや生まれ故郷を目指して海から川を遡上し途中にある大きな滝をも超えていくサクラマス。
広い草原に生える草を食み続けるミニチュアホースの瞳の綺麗さなどなど、すべてが美しく感じられます。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-30mm F4 S

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

夏の夜の風物詩と言えば、花火ではないでしょうか。とは言え実際には夏だけでなく春秋冬にも多く打ちあがっております。
しかし夏に打ちあがる花火が多いことも事実。8月に至っては平日であっても日本中のどこかしらで毎日花火が上がっているほどです。
広い河川敷いっぱいに打ちあがる花火大会もあれば街中で打ちあがる花火や地域のお祭りで上がる花火など規模も全く異なっています。
高感度ノイズの発生が抑えられているため、花火の写真や動画の撮影も安心して『Z6II』に任せることができます。
私の撮影は基本的に比較明合成をしない一発撮り。NDフィルターや絞りを調節しながらレリーズを握りしめて露光時間を変え、迫力ある花火を撮影いたします。
そのためシャッタースピードは基本「BULB」に固定し、感覚でシャッタースピードを調節しているのです。
プログラムによっては目まぐるしく打ちあがる花火の演目があり、なかなか一枚一枚狙ってとるのは難しいことも多くあります。
そのためドライブ設定を連写の設定にします。そうすることでシャッター間の遅延が少なくなり、撮り逃しを減らすことができるのです。
「BULB」で「連写」モード、簡単なことのように思いますがメーカーによって設定できないことが多く、ここが私のNikonを使い続ける一つのポイントでもあります。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-24mm F2.8 S

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

夏と言えば三大流星群の中でも随一の流星数がある「ペルセウス座流星群」を忘れてはいけません。
例年8月12日~13日にピークを迎えるこの流星は観測もしやすく、とりあえずカメラを空に向けていれば流星が写っている写真が一枚は撮れるほどです。
また夏の夜空は天の川銀河の中心部分を向いており、天の川が濃く見えるのも特徴です。
見やすい時間帯に天の川が上がるため、ぜひカメラで写し撮って見ていただきたいものです。

流星群の時期や星空タイムラプスを撮影しようと思うとインターバル撮影やレリーズでの連続撮影で、一晩に何千枚と撮影することも多々あります。
一眼レフと異なり『Z6II』はミラーレスカメラなのでサイレントシャッターを使用することができます。
メカシャッターを使わない電子シャッターとなるので、メカニカル部分の消耗を抑えることができます。
それでいて内部のインターバル撮影を行うとオプションで写真データとは別にタイムラプス動画を出力してくれる機能も付いています。
撮影データの確認用として使用しても便利ですし、最大4K60pで書き出すことができるので、そのままタイムラプス動画として使用しても何ら問題はありません。

使い勝手の良いオールラウンド型ミラーレスカメラNikon『Z6II』。
「Zは、新境地へ。」まさに新しい境地のスタンダードになっております。
さらには「最高の一瞬を逃さない、高い捕捉力」。気付けば私の心も捕捉されてしまい、ますます愛着が深まってきました。

Nikon Z6IIと春夏秋冬を巡る旅。夏以外の季節はこちらから。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:23年11月30日 17時00分 ]

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【11/30はカメラの日】~フラッグシップ機「Leica SL2」を語る~

【11/30はカメラの日】~フラッグシップ機「Leica SL2」を語る~

今日、11/30はカメラの日です。『Konica C35 AF ジャスピンコニカ』という世界初のオートフォーカス(AF)を搭載したカメラが発売された日に由来します。

カメラの原点は約180年前、
35mmサイズのカメラが登場したのが約100年前、AF機能が搭載されて約40年と長い歴史で様々な進化を遂げました。
これからも、我々の想像を超えていく様な進化があるかと思います。
そんなカメラの日にちなんで各メーカーのフラッグシップ機ともいえる一台をご紹介してまいりました企画も、本日が最終回。
今回ご紹介するのは「Leica SL2」です。

使用したレンズは由来にちなんでKonica Hexanon 35mm F2。1996年、限定1,000本で発売されました。
コンパクトとは言えないサイズではありますがコンパクトカメラの銘機、Konica Hexarに
搭載されていた同レンズが非常に評判が良く単体で販売されたモデルです。
筆者もHexarは愛用していた事もあり、このレンズは少し気になっていました。
SL2と純正Mマウントアダプター、そしてL-Mリングを装着しての使用。
※純正アダプターは6bitコード読取が発生する都合でプロファイルの呼び出し画面が頻発し、
使用に工夫が必要でした。場合によってはサードパーティ製が快適にお使いいただける場合もあります。

開放での撮影です。
目を凝らしてみるとピント部は柔らかめ。コントラストも少し穏やかながら
発色はしっかりと出ています。ボケの輪郭がやや強く場合によっては煩く感じられる場面も。

少し露出を落として撮ると言葉にし難い何かを見せるSL2の画づくり。
一見これといったポイントはありませんが直感で撮影した1枚。
撮ったデータを見ると、Harry Gruyaertという写真家のイメージが恐らく自分の中で
何かあったのではないかと思います。この色の出方はやはりLeica機ならでは。
パッと見ると日本で撮影したのか分からなくなる1枚です。

SL2の画作りもあり、比較的彩度が高く見えるのは確か。
しかし後のM-HexanonやUC-Hexanonと比較すると、このレンズは少し傾向が異なるようにも見えます。
上記の2本は少し彩度が高く、画作りとしては少し腰高な印象を抱いていました。
今回使用したHexanon 35mmはどちらかというと素直で露出を切り詰めても少し情緒のある画です。
近年のフォクトレンダーVMレンズ群と似たものを感じます。

少し絞るとシャープに。面白いことに線に不思議と緊張感はありません。
質感はしっかりと捉えており、誇張せずに眼前を写し取る余裕のようなものを感じます。

開放で最短距離付近での撮影。
周辺減光と落ち着いた発色がしっかりマッチしています。
SL2の画作りとも相まって、印象的な場面として捉えてくれました。

35mmという焦点距離は若い時はなかなか馴染めず使いにくさを感じていました。
現在はほぼメインの焦点距離と代わり、自分自身の見方というのも変わるものだなと。
準広角と呼ばれるところで広角レンズのような遠近感の強調や、
標準レンズのように1点に撮りたいものを絞るような事はしません。
むしろ見たままに目の前を撮影する。それが35mmとの付き合い方なのかもしれません。

SL2の重厚なボディをストリート撮影に使用するという事に最初は抵抗も。
前回の記事の執筆からSL2を街中で持ち出してみたら、上記の不安が払拭され
自然と違和感なく使っている自分の姿がありました。不思議と馴染んでくるのはやはりLeicaならでは。
むしろ重厚なボディだからこそ持っていると自然と撮影にも気が入るものです。

最後はモノクロームで。
筆者がHexarを使用していた時は主にモノクロフィルムでの撮影でした。
その時に何が印象的だったのか、それは階調の豊富さです。
画像は開放で撮影したものでかなり意地悪なシチュエーションです。
ハイライトは飛んでしまいましたが…シャドウ部分の階調の連なりは伝わる1枚。

最後は自画像です。光の加減も良く印象的。

SL2と使用したHexanon 35mm F2はどうだったのかというと、結果大満足の組み合わせ。
特筆した部分というのも見つけにくいのですが、全体的にまとまっており
丁度現代レンズとオールドレンズの中間に存在する描写のレンズとも言えます。
フィルムHexarが現われた時にこのレンズを「和製ズミクロン」と称する人も多く、実際にライカユーザーでも
サブ機に持つ方も多かったとか。開放撮影の周辺の滲み具合や、絞った時の切れ味、発色等は改めて見ると
第二世代の6枚玉ズミクロンを彷彿とさせる特徴。

SL2はオートフォーカスのSLレンズを使用する事も楽しみ方の1つです。
同時にファインダーの視認性が高く、今回のようなマウントアダプターでマニュアルフォーカスのレンズを使う事も
しっかり念頭に置かれている点もSL2やSLシリーズのもう一つの神髄と言っても過言ではありません。
Mシリーズのレンジファインダーとなるとどうしても大口径レンズのピント合わせは至難の業です。
SL2を持っておくと、この悩みも大きく改善してくれます。

Hexanon 35mm F2(L)

M-Hexanon 35mm F2

UC-Hexanon 35mm F2(L)

最後にオマケです。
今回のHexanon 35mm、M-Hexanon 35mm、そしてUC-Hexanon 35mmの開放撮影比較です。
よく見るとボケや微細な差異が見られます。あなたの好きなHexanonを探してみてください。

・・・

これからも新しい機能を備えたカメラが続々と登場してくることでしょう。
しかし今回ご紹介したフラッグシップ機は、時代を代表する銘機として色褪せることなく輝き続けます。
マップカメラではそんな銘機たちを多数取り揃えております。
実際にお手に取って試されるも良し、今回のものを含めご用意した様々なブログや作例をご参考にされるも良し。
この機会に是非マップカメラをご利用いただき、お客様にとって最高の相棒を見つけ出してください。

他社製マウントアダプターでもお楽しみ頂けます!

中古はこちらから!


[ Category:etc. Leica | 掲載日時:23年11月30日 12時00分 ]

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【11/30はカメラの日】~ハイエンド機「Canon EOS R3」を語る~

11/30はカメラの日です。『Konica C35 AF ジャスピンコニカ』という世界初のオートフォーカス(AF)を搭載したカメラが発売された日に由来します。

カメラの原点は約180年前、
35mmサイズのカメラが登場したのが約100年前、AF機能が搭載されて約40年と長い歴史で様々な進化を遂げました。
これからも、我々の想像を超えていく様な進化があるかと思います。
今回はそんなカメラの日にちなんで各メーカーのフラッグシップ機ともいえる一台をご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは「Canon EOS R3」です。

最高約30コマ/秒の高速連写と高画質を両立し、「デュアルピクセル CMOS AF II」による、追従性にすぐれた高速・高精度・広範囲なAFを実現したカメラです。
現在ラインナップされているEOS Rシリーズの最上位機種として一眼レフの1Dシリーズと同じく縦位置グリップ一体型のボディになっています。
スペックもさることながら筆者が感動したのはファインダーの見やすさでした。
まるで一眼レフの光学ファインダーを見ているように明るい576万ドットのOLED電子ビューファインダー、最高119.88fpsのリフレッシュレートでなめらか、ミラーレスカメラでこの撮影体験はなかなか味わうことができないと感じました。

メディアはSDカードとCFexpressカード TypeB、ビットレートの高い動画を撮影する際には高速書き込み可能なCFexpressカード、気軽な撮影にはSDカードとコマ割りの効く組み合わせで使いやすいです。

今回はRF50mm F1.2L USMとRF135mm F1.8 L IS USM、RF28-70mm F2L USMを持ち出して撮影しました。

この日は晴れつつも少し靄がかかったような天気で広いダイナミックレンジを持つEOS R3に適したシチュエーションであったと思います。

RF135mm F1.8 L IS USMとEOS R3という贅沢な組み合わせで波を眺めながら撮影。
ピントの精度とボケが非常に綺麗です。

寒空の下、寝ているのか起きているのか絶妙な表情のうさぎ、右上から差し込んでいるのはガラスの壁の反射です。
まるでウサギに光が差し込んでいるようで神々しい姿に見えます。

EOS R3といえば視線入力AFが搭載され話題になりました。
フィルム時代のEOS 5 QDやEOS 3、EOS 7などの機種を使っていた方には懐かしい機能ということもあり、盛り上がった方も多いのではないでしょうか。
実用性はいかに、と筆者も発売した当初は感じていたのですがキャリブレーションを行えばかなり精度も良く新しい撮影体験を得られるため使用する際の楽しみの一つになっています。

階調豊かなセンサーではモノクロ写真も綺麗に描き出してくれます。
霞がかかった富士山とフリップ系の技を決めるスケートボーダー、どちらも決定的瞬間ですがこのカメラがあったからこそ残せたのではないかと思います。
必要な箇所に必要なボタンがあり、必要な機能を呼び出せる。それが縦に持ち替えた時にもストレスなく行えるのが最上位機種の条件であると思っています。

最上位機種だからといって何か難しい機能や設定が必要ということはなく、一眼レフの頃から脈々と受け継がれているEOSの良さ、シンプルに被写体に向き合い必要に応じて機能にアクセスすることができる、まさにフラッグシップモデルといえるEOS R3を語ってみました。
ぜひ手に取って使っていただきたい一台です。

これからも新しい機能を備えたカメラが続々と登場してくることでしょう。
しかし今回ご紹介したフラッグシップ機は、時代を代表する銘機として色褪せることなく輝き続けます。
マップカメラではそんな銘機たちを多数取り揃えております。
実際にお手に取って試されるも良し、今回のものを含めご用意した様々なブログや作例をご参考にされるも良し。
この機会に是非マップカメラをご利用いただき、お客様にとって最高の相棒を見つけ出してください。

2023年現在、CanonではENJOY CAMERA キャッシュバッキャンペーンを開催中!ぜひこの機会に! マップカメラならWEB購入で新品2年保証付き。さらにお得です!


[ Category:Canon | 掲載日時:23年11月29日 17時01分 ]

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【FUJIFILM】緑の美しさを際立てる万能レンズ・XF16-80mm F4 R OIS WR

【FUJIFILM】緑の美しさを際立てる万能レンズ・XF16-80mm F4 R OIS WR

強力な手ブレ補正と5倍ズーム、それにF4の明るさを兼ね備えた
万能レンズ『XF16-80mm F4 R OIS WR』を持って、気になっていた園芸ショップへ。


さっそく店内を物色していきます。
園芸店には珍しいカラフルな店内で、見知った植物たちも印象が違って見えます。


植物がところ狭しと並べられているので動ける範囲はそんなにないのですが、
このレンズだと小回りが効くのでいろいろな撮り方ができます。


短時間のスナップで、改めてこのレンズの使い勝手の良さを感じました。
「何を撮ろうかな」「何のレンズを買おうかな」と迷ってる方、
とりあえずこのレンズを買っておけば大体の撮影ができると思います。
ぜひオススメの一本です!




[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年11月29日 12時00分 ]

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【SONY】クリエイティブルック ムービー Vol.1『BW』

このブログでは、SONYのカメラに搭載されている「クリエイティブルック」の動画作例を、連載形式でご紹介させていただきます。

「クリエイティブルック」とは、SONYのカメラ機種に搭載されている10種類のプリセットです。
「ピクチャープロファイル」とは違い、専門的な知識は必要ありません。
直感的に自分だけの絵づくりが可能で、柔らかい雰囲気や、フィルムライクな色表現、現像なしで気軽に楽しめる機能となっております。

クリエイティブルックをユーザー自身で細かくカスタムすることもでき、自分だけの色表現を簡単に再現できるのも魅力の一つです。
カスタムルックとして保存をすれば、いつでも呼び出してその色を楽しめます。
このご紹介ブログでは、ご覧いただいているお客様に分かりやすいように、全てプリセット通りの作例でご紹介させていただきます。

第一弾は「BW」

様々なカメラメーカーからも出ているモノクロの設定プリセットです。
ボディは「SONY ZV-E1」
カメラレンズは「SONY FE24mm F1.4 GM」を使用しています。

今回モノクロのプリセットでどんな動画を撮影しようか悩んだ末に、思い切って夜の街を撮ろう!思い立ちました。
暗い夜空はどう映るのか、街灯の色の表現は、様々な期待を胸に撮影に出かけます。

夜の新宿を、4Kで動画撮影してまいりました。

シンプルな色合いだからこそ質感を表すのが難しいモノクロという世界ですが、カスタムなしでしっかりと表現できています。
夜の撮影だったが故に、黒が全体の面積を占めていますが、黒特有の重たさは感じません。

街の看板の明かりや、電車の照明の濃淡がハッキリしていて、単調な表現にはなっておらず感動しました。

騒がしい夜の新宿ですが、モノクロにするだけで突然しっとりとした印象に変わります。
普段カラーグレーディングをしない私にとっては、新鮮な映像になりました。

クリエイティブルックの魅力は、カラーグレーディングでしか出せないような特別な色味を楽しみたい方、自分の好みの色を見つけている最中の方や、普段とは違う雰囲気の映像や作品を作ってみたい方々に、気軽に試していただけるところだと思います。

皆様も是非、SONYのクリエイティブルックをお楽しみください。



[ Category:etc. SONY | 掲載日時:23年11月28日 17時40分 ]

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【11/30はカメラの日】~フラッグシップ機「SONY α1」を語る~

【11/30はカメラの日】~フラッグシップ機「SONY α1」を語る~

11/30はカメラの日です。『Konica C35 AF ジャスピンコニカ』という世界初のオートフォーカス(AF)を搭載したカメラが発売された日に由来します。

カメラの原点は約180年前、
35mmサイズのカメラが登場したのが約100年前、AF機能が搭載されて約40年と長い歴史で様々な進化を遂げました。
これからも、我々の想像を超えていく様な進化があるかと思います。
今回はそんなカメラの日にちなんで各メーカーのフラッグシップ機ともいえる一台をご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは「SONY α1」です。

【THE ONE】
2021年に、衝撃の登場を果たしたSONYのフラッグシップ、それがα1
50MPの積層型センサーを搭載し、最新のエンジンBIONZ XRによる高速処理により高画素ながら一秒間に120回ものAF/AE演算を行い連写コマ数は最大30コマを達成、更に動画は8K内部記録に対応。
高画素の「R」、連写の「9」、動画の「S」の要素を全て合わせ持つ正に「THE ONE」フラッグシップに相応しい性能のカメラです。

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:400 / 焦点距離:400mm

今回はそんなα1とSEL100400GMを組み合わせて撮影を行いました。

向かった先は動物園。早速フラミンゴに一枚、シャッターを切ります。非常に高い色再現性でフラミンゴの淡めな赤とピンクを忠実に再現しているのが分かります。α1にも搭載されている可視光+IRセンサーを搭載している機種はこのように精細で質の高い色再現が可能です。

発色に関しての個人の好き嫌いはもちろんあるとは思いますが、色に関しては従来機種の物はレタッチ必須と筆者は感じておりました。それが今回の写真はほとんど色に関するレタッチを行う事はなく、全ての写真が少しばかりの露出の調整程度で済んでしまいました。

 

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:250 / 焦点距離:330mm

色再現性もさることながら、やはり特筆するべき点は高速連写ではないでしょうか。

撮影自体にモータースポーツやポートレートのように特別な技術や知識を多く有する必要がない点においては動物の撮影は簡単であると言えます。しかし、動物の撮影において特定の瞬間を確実に抑えることはとても難しいと思います。
基本的なイレギュラーを除けば、モータースポーツは車等が走るラインが分かれば予測を付けておくことが出来ますし複数周回するようなシチュエーションであれば一度で設定を確認してリトライが出来ます、ポートレートは大人であればポージングや表情のコントロールをしたり設定を詰めたりといったことが出来る場合があります。
しかし、動物はそうは行きません。イルカショーのように決まっている流れがあれば予測を付けることが出来ると思いますが動物園の展示場内を優雅に動き回る動物の動きを常に予想する事は難しいと思います。
そんな時にこの強力な連写とAF性能は非常に撮影を快適にしてくれる機能となっております。

α1は秒間30コマの高速連写、さらに120回のAF/AE演算を行ってくれます。これはつまりものすごく砕いて簡単に言うのであれば、カメラ任せでシャッターを押すだけで連写をしつつも理想の設定にされた露出で撮り続けてくれるわけです。

 




秒間30コマの連写が出来るとこういった表情の微妙な変化もしっかり記録に収めておくことが出来ます。
同じ顔でも真ん中は舌をペロっと出しており可愛らしい表情をしているのが分かります。こういった細かい表情の機微も記録できるのが30コマの魅力です。反面、SDやストレージのデータが嵩んでしまうのは悩みの種かもしれません。

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:400 / 焦点距離:279mm

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:1000 / 焦点距離:400mm

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:12800 / 焦点距離:400mm

先程まで連写性能の必要性を説いてきましたが、実際動きの活発ではない動物には秒間30コマは不要かもしれません。現地でも連写以上に助けられた機能があります。それは、瞳AFです。
今回は動物園なので、検出対象を犬・猫と鳥に絞って撮影に臨みました。上記に掲載している写真は全て瞳AFで瞳が検出された写真の一部です。
園内は撮影時、多くの人でにぎわい通常のAFを使うとまずガラスに反射した人物を検出してしまいました(正直ガラスの反射でも正確に瞳を検出したことに驚きました)
それで設定にてAF-ONボタンに瞳AFを割り当てて、検出対象から人間を外しました。すると、反射した人間はおろかピントが合う範囲にいた人を一切検出せず動物や鳥類のみを検出していました。

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:2500 / 焦点距離:400mm

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:6400 / 焦点距離:400mm

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:8000 / 焦点距離:400mm

そして何よりも驚いたのが、鳥の瞳AFの検出精度です。犬・猫以外の大半に対してあったこともさることながら、鳥の瞳AFも正確に検出していることです。以前α7Ⅳで同機能を試したことがあるのですが鳥の瞳AFは被写体が顔を左右に動かしたりすると少し迷ってしまうシーンが見受けられました。
しかし、α1は一切迷うことなく検出し続け撮影中ずっとピントを合わせ続けていました。

 

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:200 / 焦点距離:400mm

さらにこういったシチュエーションでもα1は真価を発揮します。
これは写真では分からないと思いますが、実は手前側にも全面黒い網が張ってありました。幸い黒かったので写真には写り込みませんでしたが、カメラでピントを合わせようとすると黒い網にピントが合ってしまうわけです。レンズに付いているフォーカスリミッターを用いても手前の網にピントが行ってしまいかなり厳しいシチュエーションでした。
咄嗟にMFを使って合わせたのですが、EVFが非常に見やすいためとても簡単に合わせることが出来ました。α1はEVFのドット数が約940万ドット。それによりマニュアルフォーカス時にとてもピントの山が探しやすくサッとピントを合わせることが出来ました。

 

SEL100400GM / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:12800 / 焦点距離:394mm

最後はコチラ、室内のかなり薄暗い環境で撮影を行いました。
手ブレもそうですが被写体ブレを避けるため、今回シャッタースピードをどうしても下げられなかったので1/500秒に固定してあとはISOに任せる形で撮影を行いました。なので、ISOが12800まで上がってしまっているのが分かります。
しかし実際の写真で見ていかがでしょう?よくよく見るとノイジーな印象だと思いますが、ディテールはしっかり保たれており色再現性等も申し分ありません。50MPの高画素機ゆえにノイズを常に気にしつつ撮影をしておりましたが、このクオリティであれば状況に応じてISOを上げて行くのもアリと思えるクオリティです。
ちなみに、この画像に限らず上のシロフクロウやコンドル、プレーリードッグは高感度設定で撮影されていることに気付きましたでしょうか?

 

いかがでしょうか。今回「SONY α1」のご紹介をさせていただきました。
高速連写、高画素、高画質、そして高い動画性能。まさにナンバーワンでオンリーワンのα1、やりたいことが全部出来てしまうフラッグシップに相応しい一台です。
そして、本モデルは間もなく発売から3年の月日が経とうとしています。カメラはおよそ3年周期で新型が出る・・・なんて言われています。α1もそろそろそんな噂が出てもおかしくない頃合いになっていますのでSONYのフラグシップから目が離せません。

これからも新しい機能を備えたカメラが続々と登場してくることでしょう。
しかし今回ご紹介したフラッグシップ機は、時代を代表する銘機として色褪せることなく輝き続けます。
マップカメラではそんな銘機たちを多数取り揃えております。
実際にお手に取って試されるも良し、今回のものを含めご用意した様々なブログや作例をご参考にされるも良し。
この機会に是非マップカメラをご利用いただき、お客様にとって最高の相棒を見つけ出してください。

[ Category:SONY | 掲載日時:23年11月28日 17時24分 ]

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【Nikon】Z6IIと春夏秋冬を巡る ~春~

季節は巡る。
残暑が長引くかと思えば、一転して秋まっしぐらな今日この頃。
早いことに春夏秋冬も折り返しの頃となりました。

そして発売から3年目を迎えたNikon Z6II。
写真も動画もオールラウンダーとして何でもこなせるフルサイズミラーレス機です。
彼もまた共に四季を巡ってまいりました。

春夏秋冬をNikon Z6IIと巡る旅。

今回は『春』編です。

春の被写体というと何を思い浮かべるでしょうか。

至る所を色鮮やかに彩る花々や水鏡のように美しい水田の様子。はたまた入学式などの初々しい姿や凛々しい姿でしょうか。
一方で私は花より天の川を思い浮かべます。早春の頃より日の出直前の時間から天の川の中心部が上がってくるようになり、その頃を迎えると冬も終わり春だなと感じるのです。

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

とは言えやはり目に映るのは色鮮やかな花々。
その筆頭と言えば“桜”ではないでしょうか。日本人に馴染み深いサクラですが、その種は様々。ソメイヨシノにカンヒザクラ、エドヒガンザクラ、ヤマザクラ、オオシマザクラにカワヅザクラ等沢山あります。更に品種数も多く、意外と奥が深いものです。
写真は推定樹齢約330年のエドヒガンザクラの1本桜です。澄み渡る空気の元、木の下にいる人の大きさからとても大きな木であることが分かります。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 40mm F2

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-30mm F4 S

接ぎ木で増やされるソメイヨシノはいずれも同じ遺伝子を持つため、日当たり等の環境の左右はありますが、一般的に同一箇所であればで一斉に開花します。今年の春はここ数年の静けさとは一転して、桜の花の下では賑やかな声が聞こえたように思います。
『Z6II』は小型でボディ内手ブレ補正も搭載していますので、ふらっとお散歩する時も気兼ねなく出かけられます。また、三脚に据え置いてじっくりと撮るシーンでもモニターがクリアなので集中して撮影することができます。

Nikon Z6II + FTZ + AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

桜だけではありません。足元を見てみると下草も鮮やかなことに気づきます。スミレの類やカタクリetc..。所狭しと様々な植物が広がっているのです。朝ドラのモデルにもなった牧野富太郎博士は「きみ、世の中に〝雑草〟という草は無い。どんな草にだって、ちゃんと名前がついている。」といった言葉を残しています。一見同じように見える草花でもそれぞれに違いがあり、名前が付いているのです。また、ところ変わってガーデニングにも良い時期です。花壇は更に多くの色が加わりより一層鮮やかです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

早春の頃より明け方近くの東側の空には天の川の濃い部分が上がってくるようになります。この天の川の濃い部分を撮り始めると冬が終わるんだという実感します。夜空一杯に大きく横たわる天の川は迫力があります。この頃の撮影は3時頃が最も忙しいので晴れの日ごとに寝不足な毎日が続きます。『Z6II』のセンサーは裏面照射型で2450万画素に抑えられているので、他のZシリーズのカメラボディに比べてノイズ耐性があり、星を撮影するのにうってつけです。上記3枚は撮って出しになりますが、いずれも感度をISO6400程度まで上げて撮影しております。それでもノイズが目立つことなく精細に星空だけでなく、地上の景色も捉えれていることが分かります。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-30mm F4 S

藤と言えば日本古来の花木と言われ、万葉集にも歌われています。藤色と言うとむらさきを思い浮かべますが、実際の藤は種類によって様々。中にはきばな藤(マメ科キングサリ属)という黄色い花をつける藤もあるほどです。

速度の速いXQD/CFexpress TypeBを採用しながら、SDカードも挿せるダブルスロットとなっています。他のカメラで使用していたSDカードをそのまま使用できますし、連写や動画を多用される方はより速度帯の速いメディアを使用することも出来るのです。

使い勝手の良いオールラウンド型ミラーレスカメラNikon『Z6II』。
「Zは、新境地へ。」まさに新しい境地のスタンダードになっております。
さらには「最高の一瞬を逃さない、高い捕捉力」。気付けば私の心も捕捉されてしまい、ますます愛着が深まってきました。

春夏秋冬をNikon Z6IIと巡る旅。まだまだ続きます。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:23年11月28日 17時00分 ]

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【11/30はカメラの日】~フラッグシップ機「Z9」を語る~

【11/30はカメラの日】~フラッグシップ機「Z9」を語る~

11/30はカメラの日です。『Konica C35 AF ジャスピンコニカ』という世界初のオートフォーカス(AF)を搭載したカメラが発売された日に由来します。

カメラの原点は約180年前、
35mmサイズのカメラが登場したのが約100年前、AF機能が搭載されて約40年と長い歴史で様々な進化を遂げました。
これからも、我々の想像を超えていく様な進化があるかと思います。
今回はそんなカメラの日にちなんで各メーカーのフラッグシップ機ともいえる一台をご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは「Nikon Z9」です

今回はNikon Z9とNIKKOR Z 400mm F4.5を組わせて動物園で撮影を行いました。

Z9は多くの方に衝撃を与えた名機と言っても過言ではないと思っています。
ブラックアウトフリー、電子シャッターのみ、連写最大120コマ、9種類の被写体自動検知などなど魅力的な機能が惜しみなく搭載されています。

筆者も初めてブラックアウトフリーで秒20コマで連写した時は非常に驚きました。
またメカシャッターを無くし、電子シャッターのみ。これにより、メカシャッターによるブレがなくなることや、シャッター可動部の故障リスクなどが減少します。
9つの被写体認識では、今回の被写体である動物に対しても、しっかりと被写体認識してくれました。ただ動物の種類によってはその制度が落ちる場合もありました。

それでは作例をご覧ください。

動物園のアイドル的存在で大人気のサーバルを撮ってきました。

以前、Z9以外のNikonのカメラでもサーバルの撮影をした際はエリア内を縦横無尽に動き回るサーバルに苦戦したのを覚えていますが、今回はAFのスピード、精度ともに全く別物のZ9。サクサク撮影することができました。流石フラッグシップ機だなと実感しました。

次は猛禽類たちのエリアへ

4571万画素という高画素を活かした、高いクロップ耐性も魅力だと感じました。一枚目がFXサイズで撮影した写真、二枚目が等倍付近までクロップしたものです。

猛禽類の羽毛がしっかりと捉えられ、羽根の質感、重なりなど細かいところまでよく描写してくれています。合焦部分が非常にシャープで拡大しても荒れることなくしっかりと写し出してくれています。

こちらは動物AFを使用して撮った一枚です。猛禽類の瞳にしっかりとピントがあっています。

鳥類以外の動物でも動物AFはしっかりと機能します。こちらはトラを撮影した一枚。こちらもしっかりとトラの瞳を捉えています。

 

こちらの写真も等倍付近まで拡大してみました。目の付近の毛の流れ方はもちろん、その硬さまで伝わってきます。

動物園の限られたスペース内での撮影ではありますが、動物を認識し追ってくれるAF性能は非常に良いと感じました。
また煽りや俯瞰構図であっても4軸チルトを使用すことで無理な姿勢をとることなく撮影ができるという点も非常に助かりました。

筆者がZ8ではなくZ9を選んだ理由は、縦構図をよく使う、バッテリー持ちがいいという理由はもちろんありますが、一度はフラッグシップ機を使ってみたいという憧れに近い部分が大きいです。Z9よりはコンパクトでほとんどの性能を受け継いでいるZ8も非常に魅力的なカメラですが、フラッグシップ機ならではの魅力をZ9では感じることができます。
ご覧の皆様も一度フラッグシップ機を手にしてみてはいかがでしょうか。

・・・

これからも新しい機能を備えたカメラが続々と登場してくることでしょう。
しかし今回ご紹介したフラッグシップ機は、時代を代表する銘機として色褪せることなく輝き続けます。
マップカメラではそんな銘機たちを多数取り揃えております。
実際にお手に取って試されるも良し、今回のものを含めご用意した様々なブログや作例をご参考にされるも良し。
この機会に是非マップカメラをご利用いただき、お客様にとって最高の相棒を見つけ出してください。



[ Category:Nikon | 掲載日時:23年11月27日 17時10分 ]

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【Nikon】Canonユーザーの私が、羨ましくてたまらなくなったNikonのカメラ。

【Nikon】Canonユーザーの私が、羨ましくてたまらなくなったNikonのカメラ。

CanonのEOSを使い続けてかれこれ13年ほどになります。
父がNikon党の為、じゃあ私はCanonで始めよう…と言ったあまのじゃくから始まった私のカメラライフは、EOSの謳い文句でもある「快速・快適・高画質」に支えられ十分すぎるほどのものでした。

しかしその裏で、私はいつも気になっていました。
「Nikonのカメラやレンズはどうなんだろう」と…。
実際強力なライバルであることは間違いなく、車に例えるとランサーエボリューションとインプレッサのような関係。
お互いに追い付け追い越せと切磋琢磨しあうライバル同士、いつの時代も熾烈なるシェア争い/性能争いを繰り広げてきたわけです。

そうしてF,D,Zと続いてきたNikonの商品には魅力的なカメラやレンズが沢山あったわけですが、何となく「Nikon使ってみたい」と言ったら負けな気がして、いつの日も手を出せずにいました。
今思うと、つまらない意地を張っていたわけです…。

そんなある日、ひょんなことからZ6ⅡとNIKKOR Z 40mm F2の組み合わせで夜の撮影に出る機会がありました。
高感度に強いことと、軽いこと。この2つの条件で選んだ機材でした。

 

ISO:4000 f:2 SS:1/5

ファーストカットがこちらです。
撮影場所は深夜の駐車場の為、殆ど真っ暗。ピントを合わせた時計はもはや肉眼でもほぼ見えません。
しかしながらAF補助光を軽く瞬かせたZ6Ⅱは瞬時に合焦。
「やる!」と驚きましたが、凄いのはここからでした。
滑らかなボケ味とシャープネスに舌を巻いていたところ、アフタービューの撮影設定を見ているとISO4000の文字が見えます。

ISO4000?あれ400に設定しなかったっけ。うそでしょノイズほぼ見当たらないんだがいやいやおちつけ等倍で確認すればきっとカラーノイズが。


ないや…。

普段使用しているCanonのEOSでは、輝度ノイズ(細かいブツブツ)よりカラーノイズ(赤・青・緑の点々)が目立つのですが、Zはカラーノイズがほぼ確認できません。
これは裏面照射CMOSを搭載しているおかげか、もしくは配線に電気抵抗値の低い銅素材を採用したのが効いているのか…。
多分、その両方でしょう。カラーノイズが無いおかげで、非常にクリーンな高感度画質です。
かの有名なドイツのカメラメーカー、ライカの高感度ノイズによく似ています。
そしてこのせいで、後程ISOを下げる事を忘れ続けてしまいました。


ISO:4000 f:2 SS:1/400

引き続き、ISO4000のカットです。
驚くほどノイズが少ないのですが、それだけではありません。ピントを合わせた場所は非常にシャープです!
パンケーキレンズのような薄さを誇るZ40mm、ネットの前評判で「よく写る」という事は知っていましたが、正直「パンケーキにしては」という接頭語が付くものだと思っていました。
しかしそれは大きな間違いで、元データでは配管パイプの表面に巻かれたアルミホイルの質感まで写っています。更にこの立体感。ちょっと鳥肌ものです。
ピクセル等倍の切り出しはこちら。
(後編集は全くしていません。撮って出しのjpegです)
画像周辺部でさえこの写り。しかも絞り開放。
Zレンズの凄さを、身をもって感じた瞬間でした。

 


ISO:4000 f:2 SS:1/1250

相変わらずISO4000で撮り続けています…。
しかしこの感度でも原色系の色が濁らず、ヌケが良いというのは筆舌に尽くしがたいことです。
元データではこちらを見ているガードマンの顔まで判別できます。

 


ISO:4000 f:2 SS:1/1600

帰宅後写真を見返している時に気がついたのですが、オートホワイトバランスの精度が非常に高く、白を誠なる白にしてくれます。
この凄さ、普段他メーカーを使っている方ならわかって頂けるはず。
ミックス光の下で、こんなに白が白くなる事など、普通はありえません。

 


ISO:4000 f:2 SS:1/125

なんと精度が高いAWBなのでしょうか。AIでも内蔵しているのかと疑ってしまいます。
しかし内蔵しているのはAIにあらず。3種類のAWBです。
A0 白を優先する
A1 雰囲気を残す
A2 電球色を残す
それぞれ明確な役割がありますが、今回の記事は全てA0 白を優先するで撮影しています。
ニコンのホームページに

[A0]は、複雑な光源のスポーツ会場でも白いユニフォームを忠実に白く再現。

と記載されている通りの実力を見せつけてくれました。
私はひそかに、このAWBを漂白剤と呼ぶことに決めました。

 

ISO:4000 f:2 SS:1/60

無機物をソリッドに描ける事は解りました。では自然物はどうでしょうか。
こちらもアメイジング!
どこまでもしっかりとした色再現で、植物の緑が持つ微妙なニュアンスを正確無比に再現しています。
更にこのボケ味!
二線ボケ確認用の被写体としてこれほど適したものもないほどですが、まるでとろける様にスムーズなボケ味です。
Zレンズは格が違う。これでプラマウントレンズだなんて、S-Lineレンズは、どうなってしまうんだ…!?

ISO:4000 f:2 SS:1/13

驚きはレンズだけに留まりません。
左上の青い光、これほど彩度の高い光の滲みにさえ、バンディングノイズ(※グラデーションの部分に出る、縞々のトーンジャンプの事)が出ないなんて…。
この高画質は、ボディとレンズ両方の力が合わさってなせる技だと痛感します。
三日月の表面の質感も見事です。

 


ISO:4000 f:2 SS:1/13

手を伸ばせば触れられそうなほどの立体感。
背景から被写体が切り離され、別レイヤーになったかのような浮き上がり方、そしてやさしいボケ…。

この日の素晴らしい撮影体験を経て、何故ニコンのミラーレスカメラが「Z」という名前になったのかが私なりに分かった気がしました。
アルファベット最後の文字、Z。これ以上ないほど画質が良いから、Z。最上だから、Z。

後日この話を知人にしたところ、
「え、知らなかったの?もともとそういう意味だから」と言われてしまいました。
なかなかに恥ずかしい思いをしてしまいましたが、名前の由来を知らない「いちCanonユーザー」がそう思ったと言う所にフォーカスすることにしましょう…。

ノイズレスな画、透明感のあるヌケの良さ、立体感のある描写。
これがNikonの実力なんだと、体験を伴って実感できました。
羨ましいと、そう心底感じた一日でした。

 



 

 


 


 

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