新開発の2420万画素フルサイズCMOSセンサーと、高ビットレートの動画を高速演算処理可能な新世代ヴィーナスエンジンを搭載。そして何より待望の「像面位相差AF」をLUMIXカメラで初めて採用、高い描写力と高精度のAF追従性能の両立を実現しました。
Panasonicと言えば動画撮影性能に定評があるカメラ作りが得意で、かつては動画撮影を主とするクリエーターたちの御用達という印象がありました。ところが最近では他メーカーの躍進に追いつくことができず、完全に後塵を拝する形に、結果としてランキングでは忘れ去られた存在となってしまっていました。
今回のLUMIX S5IIは、そんなPanasonicにとってまさに起死回生の1台となりました。新機種として発表された時まず話題になったのが「像面位相差AF」の採用。位相差検出式の高速性とコントラスト検出式の精度の高さを併せ持つAFをLUMIXカメラで初めて採用したことで、離れつつあったユーザーを引き留めただけでなく新規のユーザーの獲得にも成功したようです。
それは販売数の内訳でも分かります。LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6とLUMIX S 50mm F1.8を組み合わせたダブルレンズキットの販売数が、ボディ単体の倍以上という結果になりました。買い替えの方より新規にSシリーズを始める方が多いようです。
さらにそんな新規ユーザーの購入の後押しとなっているのが、その驚きの価格設定。ダブルレンズキットとLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6のみの標準ズームレンズキットの価格差は僅か2万円弱。つまり標準レンズ1本がその価格ということです。ボディ単体と比べてもおよそ5万円ほどで2本のレンズを手に入れることができる計算になります。新規ユーザーにとってはまさに嬉しい限り。ただ残念ながら、人気が高すぎてダブルレンズキットは現在「お取り寄せ」に。このまま躍進を維持できるかは、他メーカー同様その供給力にかかっているようです。
歴史的な(?)出来事に少し話が長くなってしまいました。あらためてランキングを見ていきましょう。
2位に『Canon EOS R6 MarkII』。3ヶ月連続1位は逃しましたが、安定した人気を誇ります。供給も前回よりは回復傾向にあるようで、1位返り咲きも十分に狙える位置にいます。
中古部門最後は同数10位に入った『Canon EOS 5D Mark IV』。本当ギリギリのところで一眼レフ機が頑張ってくれています。
前回紹介した『Stock Shot』の連載ブログ「一眼レフという選択肢」も好評で、これを機に再び一眼レフ機を手にされた方もいらっしゃるとか。
一眼レフの灯を消さないためにも、まだ目にされていない方も是非一度ご購読を!
ここで羽織っていたコートのポケットに忍ばせていたM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroを取り出してレンズをチェンジしました。
お花の撮影といえば、やはりマクロレンズは最高に楽しいです。
取り扱いには要注意ですが、ポケットに入ってしまう小柄なサイズ感、そして手軽さは、マイクロフォーサーズにしか引き出せない魅力なのではないかと思います。
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